前に戻る 案内所に戻る 次に進む

アオシマ 1/72 JAXA 宇宙ステーション補給機 HTV

宇宙ステーション補給機:HTV(H-II Transfer Veicle)は、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を輸送する ことを目的として日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した日本初の大型無人宇宙船で、打ち上げ からISSとの相対停止までを、ほぼ自動で行える機能を持っています。

HTVは種子島宇宙センターからH-IIBロケットで打ち上げられ、ISS搭乗員の食糧・衣料や実験機器など6トン に及ぶ様々な物資をISSに運搬し、ISSからの分離時には使用済みの実験機器や衣類などの不用品を大量に 積み込み、大気圏へと再突入・燃え尽きて処分します。 人間の活動にゴミは付き物なのでこれを処分する のもHTVの大きな役割の一つとなっています。

スペースシャトルが退役してしまった現在、大容量の物資をISSに輸送できるHTVの重要度は高く、HTVだけが 輸送できる物資もあることから、国際的な注目が集まっています。


製作の記録です。
HTV_P01.jpg(253436 byte) HTVには太陽熱を反射させるためのフィルムが表面に貼られています。キットのモールドは(教材的な意味から?)
フィルムが貼られる前の状態になっていますので、今回はこのフィルムが貼られている状態の再現を試みました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
材料として最初に思いついたのはハセガワのミラーフィニッシュですが、HTVのWEB画像などを見るとシワシワです。 
ミラーフィニッシュはそこそこ伸びて表面に馴染むことを狙ったフィルムですので、逆にシワシワの再現には向かない
ような気がしました。他の方の作例をみると色紙を使っておられる例がありましたので、こっちを使うことにしました。
写真右が百円ショップで買ってきた色紙で、接着には写真中のボンドをタミヤのアクリル溶剤で溶いて用いました。
HTV_P02.jpg(398681 byte) というわけで金色の色紙を丸めてシワシワにしたものをドッキング側の面に貼ってみたところです。
塗色の指定は銅色ですが、この色の色紙が手に入らなったことと、シワシワにした
ときに部分的に色が剥がれたことから色の再現は色紙に頼らず塗装することにしました。
HTV_P03.jpg(314057 byte) 色紙の残りを使って機体側面の全面に貼り付けました。
HTV_P04.jpg(266707 byte) 太陽電池パネルが設置されているところやフィルムが貼られていないで
あろうと思われるところを剥がしましたが、この工程が一番面倒でした。
右側の部分は既にMr.カラーの金色を塗ってあります。
HTV_P05.jpg(294374 byte) 太陽電池パネルの部品はクリアブルーで成型されていますので、裏面を銀色に塗りました。

ここからは完成品です。
HTV_URB.jpg(180247 byte) 缶ビール!じゃなくてHTVの完成です。
HTV_ULF.jpg(186561 byte) 初号機の仕様になると思います。
HTV_VLB.JPG(161729 byte)
銘板は文字が凸モールドされていましたので、文字だけ色を変えようとしたんですが
上手くいかなかったのでモールドは削り落として、紙に印刷して貼り付けました。
デカールを用意してください >> アオシマさん
HTV_VRD.JPG(161779 byte)
アームの付け根とHTV側の軸がずれてます。キットでは再現しきれていないのかもしれませんが。。
HTV_BRD.JPG(183566 byte) 太陽電池パネルは裏側を銀塗装しましたので両面テープで貼ってます。
HTV_FLD.jpg(190735 byte) 左側のドッキングハッチから中に入って荷物にアクセスするんでしょうね。
HTV_FRD.jpg(182571 byte) 小型のスラスターが多く配置されています。1/72だと付け根が細くていくつか折ってしまいました。
HTV_BS.jpg(155362 byte) 宇宙をバックにするつもりで黒にしましたが、地球が見えるのが正解かもしれません。

製作の記録の先頭に戻る

完成品の先頭に戻る

前に戻る 案内所に戻る 次に進む