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ファインモールド 1/72 川崎 キ-61 三式戦闘機飛燕I型乙 |
三式戦闘機・飛燕は第二次世界大戦における日本戦闘機の中で唯一の水冷エンジン搭載機です。 機体の開発と 生産を担当したのは川崎重工業株式会社で、あらゆる敵に勝てる戦闘機を目指して開発が行われました。 原型 であるキ61の試作一号機は昭和16年12月12日に初飛行し、昭和18年6月に三式戦闘機一型として制式採用されて います。 三式戦一型が搭載した川崎ハ40エンジンはドイツのダイムラー・ベンツ製DB601Aの国産化版になりま す。 当時陸軍ではエンジン開発を空冷一本に絞る決定をしていましたが、ヨーロッパの主流は水冷であり、DB 601を搭載したメッサーシュミットBf109 が高性能を発揮していたこともあって、陸軍は再び水冷エンジンに着 目し、昭和13年の中頃からダイムラー・ベンツ社に対してライセンス購入の折衝を始め、翌年1月には契約が成 立しています。 実はこれより先に海軍が同じライセンスを購入しており、ドイツからは陸軍も海軍のライセン スを使っても差し支えないとの話が有ったのですが、陸軍は単独で購入することに固執し、これを聞いたヒット ラーが「日本の海軍と陸軍はかたき同士なのか?」と言ったという噂もあります。 DB601は当時としては先進的かつ意欲的な設計のエンジンであり、その精緻な構造と高性能は工業基盤が整備された ドイツだからこそ量産できたエンジンであり、当時の日本の基礎工業力では手に負えるものでは無かったと同時 に、運用の現場においても高級すぎるエンジンであることが根本的な問題でありました。 それ故三式戦は、その 設計は優秀であったが、水冷エンジンのトラブルに泣かされ、本来のバランスの取れた高性能を発揮する機会に 恵まれなかったと評価されることになりました。 飛燕一型は武装強化を中心として各型が存在し、初期の甲型では12.7mmと7.7mmが各二門でしたが、乙型では12.7 mmが4門となり、ドイツ・マウザー社製の20mm砲を搭載した丙型が登場し、国産の20mm機関砲ホ5を装備するため に機首を20cm延長した丁型に至ります。 |
昭和18〜19年ニューギニアの飛行第78戦隊所属機の仕様です。 |
銀地の上の迷彩塗装は全部デカールです。 苦労しながら何とか貼れました。 |
ハ−40の1100馬力で回しております。 |
脚カバーの黄橙色もデカールです。 |
飛燕のアウトラインの特徴が最も良く分かる側面です。 |
張り線は伸ばしランナーで、ピンと張るために煙草(の煙)加熱してます。 黒く塗った方が良かったかも。 |
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