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ハセガワ 1/72 チャンスボート F4U-2 ナイトコルセア

F4Uコルセアは「アメリカで最も速い戦闘機」というキャッチフレーズで華々しく登場した機体です。 しかし艦上戦闘機 としての実用化につまずき、大戦中の長い期間を主として海兵隊の陸上戦闘機として活躍しました。 また、艦上戦闘機と してはアメリカ海軍より先にイギリス海軍で使用されるという複雑な経過をたどりましたが終戦時にはヘルキャットを押 しのけてアメリカ海軍・海兵隊の主力戦闘機として復帰し、その後の朝鮮戦争でも活躍した傑作機です。 バードケージ (鳥かご)と呼ばれる枠の多いキャノピーを持つF4U-1は出力2000馬力のR-2800を装備し、1号機は1942年6月25日に 初飛行しました。 試作型との相違点は胴体が延長されたこと、プロペラの直径が大きくなったこと、キャノピーが改設計 され前部に防弾ガラスが付き、後方視界用窓が追加されたこと等です。

空母での実用試験の結果、着艦性能が不十分なため、海兵隊で使用されることになり、1942年9月に本機を採用した最初の 飛行隊が編成されました。 F4U-2 は右主翼前縁にAIA(航空機迎撃用レーダー)を搭載した夜間戦闘機タイプになりました。 AIA レーダーは初期のタイプで性能的には高度610mで3.2km の探査能力しかありませんでしたが日本機相手では十分効果があ ったようでした。 この他に夜間戦闘用に排気管を防焔タイプに改修しています。 F4U-2は34機が製造されました。

F4U-2_UFL.jpg(154781 byte) アメリカ海兵隊第532 海兵隊夜間戦闘機飛行隊のハワードボールマン大佐乗機の仕様で仕上げました。
F4U-2_UBR.jpg(172414 byte) フラップは切り離して下げ位置としました。 パネルラインは凸でしたが、凹に彫り直してます。
F4U-2_P.jpg(92694 byte) プラット&ホイットニーR-2800-8(B)の2,000馬力で回しております。 排気管は防焔式になってます。
F4U-2_RSF.jpg(104807 byte) 大戦中の機体でまともなレドームを装備したのはアメリカ機だけだと思います。
翼端灯はクリアパーツのランナーで作り直してます。
F4U-2_RBS.jpg(92206 byte) 右の内翼フラップに足かけの四角い切り欠きが有ります。
F4U-2_LUS.jpg(125278 byte) 空中線の張り線が少し太かったですね。
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