プラッツ 1/72 ジェネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ
MQ-1B(L) プレデター
MQ-1B(L)(Armaments Predator/攻撃型プレデター)は、RQ-1Aに本格的な攻撃能力を備えさせたUAVです。 無人攻撃戦闘機改造の戦術偵察機を運用していた空軍でしたが、運用維持コストの低減や人的被害の排除、長時間における対空偵察能力の付与などを目的として1980年代初めより無人偵察機開発に着手しました。 そして1994年1月に中高度域を長時間滞空可能なアメリカ空軍初の実用戦術多用途無人偵察機 RQ-1A プレデター(捕食動物の意)が開発されました。 RQ-1A プレデターの詳細な偵察活動により得られたリアルタイム情報は、精密誘導兵器を搭載した航空機と併用し大きな効果を挙げました。
CIA(米中央情報局)とDIA(国防情報局)は、RQ-1Aの能力に攻撃力の付加を要求し、米空軍が2000年からターゲットをプレデター自ら攻撃できる武装型のUCAVの開発を進めました。 RQ-1A の偵察を意味するReconnaissanceの「R」に変え多重任務を意味するMulti-roleの「M」を制式に付けられ「MQ-1A」が誕生することになりました。
プレデターは、偵察型のRQ-1A、攻撃能力を付加したMQ-1A、攻撃任務のMQ-1Bと派生し、現在は大幅に性能アップさせ重武装を可能としたMQ-1C ウォーリアに発展しています。 MQ-1B(攻撃型)の開発は、MQ-1AをベースにMQ-1L(偵察型はRQ-1L)として、寒冷地対策に翼の除氷装置を新設、高性能ターボ付きロータックス914ULエンジンに換装し多地域での活動を可能にしました。
本機のコントロールは地上管制ステーションのパイロット1名と監視・攻撃センサーオペレータ1名の2名で行われます。 機体は4分割して専用の箱に収納し、操縦ユニットと合わせてC-130などの輸送機で、世界のどの地域での展開も可能となっています。
製作の記録です。これでは軽くは回りませんので、右上の画像のように0.8mmの真鍮ロッド、外径1.2mmの真鍮パイプ、2mmプラ棒で回転機構を作りました。
しかし、完成間近になってプロペラを紛失してしまいましたので、3mmプラ棒をスピナーの中に入れて、それに0.3mmプラ板で作ったブレードを接着することで誤魔化すことにしました。