ハセガワ 1/72 ユンカース Ju88R-2
ユンカースJu88は水平爆撃と急降下爆撃の能力を合わせ持った爆撃機であり、また双発爆撃機としては優れた運動性能と最高速度を利して、いろいろな用途に使用されました。 開戦当初から大戦終了まで使用され、総生産数はBf109、Fw190に次ぐ約15,000機に達しました。 1940年夏頃から部隊へ配備されたJu88A-4は全幅がJu88A-1の18.375mから20.08mとなり、自重は増えましたがエンジンを高出力のJumo21l FIJに換装したことにより、最大速度はA-1より速くなりました。
A-4から発達したJu88C-6は、Ju88シリーズ初の戦闘機型量産タイプで、1942年初めに登場しました。 C-4型とほぼ同じ武装でしたが、後方防御の武装を上方にMG81(7.92mm)機銃を2挺と下方に連装MG81Zの組み合わせや、上方にMG15(7.92mm)機銃かMG131(13mm)機銃を一挺、下方にMG15(7.92m m)機銃一挺というものがあり、 機首にはFuG202/212レーダーを取り付けた機体や、FuG202/212とFuG220 SN-2レーダーを併用して装備した機体もありました。
Ju88R-1は、応急的に夜間戦闘機とされたC-6の初期のバリエーションとレーダーや武装は同じですが、エンジンを空冷のBMW801MAに換装された機体です。 R-2はさらに性能を向上させたエンジンBMW801Dに換装し、レーダーもR-1のFuG202からFuG220に換装されました。 武装は機首にMG17(7.9mm)機銃が3門とMGFF/M(20mm)機銃が搭載され、ゴンドラにはMGFF/M(20mm)機銃を左右に2門搭載しています。
製作の記録です。インパネ、サイドコンソール、後席の制御箱の表面はデカール、ベルトは、マスキングテープの細切りです。
プロペラ軸は0.8mm真鍮線で、パイプの軸受は使わずに、エンジンとナセルの先端に開けた穴に軸を通します。
鉛筆で迷彩の境界を描き込んで、かなり薄いダークグリーンC17を塗り始めました。これは2回塗りの状態です。
迷彩塗装の直線の境界をマスキングしてブラックグリーンC18を塗りました。
蛇行迷彩はデカールが用意されています。
下面色を塗って、デカールを貼りました。蛇行迷彩のデカールはオーバーサイズ気味で曲面に馴染ませる
必要もあるので一瞬塗装も考えましたが、かなり厳しそうでしたのでデカールを適当に切って貼りました。
貼りきれなかったところや不自然なところは塗装します。ちなみに各コンポーネントはまだ合体前です。
ここからは完成品です。クリックすると大きなサイズで見ることができます。
半光沢クリアコートしてウェザリング、張線、最終組立して完成です。
1945年の第102夜間戦闘航空団 第2中隊 所属機のマーキングです。
2基のBMW801D(1,730馬力)で回しております。
墨入れしてからウェザリングカラーのマットアンバーでウォッシングしてます。
空中線は0.074mmのハリスを張線しました。
レーダーアンテナのアンテナ本体と支柱は別部品でイモ付けの設計でしたので金属線で補強してあります。
スピナの蛇行迷彩はデカールも有りましたが、馴染みそうも無いので手描きしました。