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Revell 1/72 スーパーマリン・ウォーラス Mk.I

スーパーマリン・ウォーラス (Supermarine Walrus)は複葉単発の水陸両用機で、軍艦のカタパルトから射出可能な機体でした。 本機を設計したのは後にスピットファイアー戦闘機を設計するReginald J. Mitchellでした。 もともとはシーガル Vとして知られる試作機は1933年6月21日に初飛行しています。

オーストラリア政府は24機のシーガル Vを発注しましたが、イギリス海軍が発注したのは1936年5月で、ウォーラス Mk.Iの名前が付与されたのはこの時でした。 1936年までにMK.Iは216機が発注され、世界中に展開された巡洋艦で主に運用されました。

本機の構造は強健で、カタパルトからの射出だけでなく、母艦に回収するために荒っぽい着水も可能な設計でした。 本機は珍しいことに引き込み可能な降着装置を備えた最初の複葉水陸両用機で、航空母艦の甲板でも運用されていました。 イギリス海軍における本機の主な任務は艦隊の目としての偵察でしたが救難な連絡任務も行い、まれに武装して爆撃を行うことも有りました。 スーパーマリン社はスピットファイアーの量産で多忙となったため、本機はサンダース・ロー社でも生産されました。 この機体は木製構造に変更され、Mk.IIと命名されました。

製作の記録です。
WALRUS_Z11.jpg(49069 byte)
機内にはシート以外何も有りませんが、資料もないのでそのままにしました。
パイロットは付属してましたので、後で乗せるつもりです。
左舷胴体下面には支柱を通す穴を開けて、補強用のプラ棒も接着してあります。 WALRUS_Z12.jpg(79852 byte)
2mmプラ棒に貫通穴を開けてプロペラの軸受にします。軸はいつもの虫ピンです。 WALRUS_Z13.jpg(65507 byte)
組み立てて塗装した胴体に塗装した上翼の下面と下翼の上面を組み付けて張線しました。
張線の末端の処理を主翼内で収めるためにこのような工法を採ってみました。 WALRUS_Z14.jpg(116728 byte)
張線は上翼下面に瞬着で固定しますが、念の為アルミテープも貼っておきました。

ここからは完成品です。

WALRUS_UFR.jpg(95225 byte)
主翼を貼り合わせて、全体を組み上げて、ウェザリング、張線して完成です。 WALRUS_UBL.jpg(101242 byte)
1945年日本に配備されたイギリス海軍の空母ヴィクトリアスに搭載された機体のマーキングです。 WALRUS_P.jpg(119168 byte)
ブリストル ペガサスVI エンジンの680馬力で回しております。 WALRUS_LUF.jpg(107635 byte)
キットのメーカーはレベルですが、金型はマッチボックスのようです。
なので、スタンドはマッチボックスのキットに付属していたものを流用しました。
ここから先の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。 WALRUS_RFS.jpg(122060 byte)
下翼の上面のみ迷彩色が変わってます。組説の指示に従った結果ですが、
レベルの塗色指示は分かりにくいので不正確かもしれません。 WALRUS_LBU.jpg(131099 byte)
プロペラの反トルクに対抗するために推進角が右に4度のオフセットを持つようにエンジンが取り付けられています。 WALRUS_LFS.jpg(96743 byte)
下面には国籍標識が有りません、主に低空を飛ぶのに無くても良いのかなと思ってしまいます。 WALRUS_RBD.jpg(145984 byte)

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