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eduard 1/48 ホーカー テンペスト FB MK.II 初期型

ホーカー・テンペストは上昇力や高空性能に問題が有ったタイフーンを改良して開発された機体です。 エンジンに係わる問題が予想されたことからエンジンの異なるMk.IからMk.VIの6機種が試作されました。 この内、量産に至ったのはMk.II、Mk.V、Mk.VIの3機種でMk.IIには空冷エンジンのセントーラス、他の2機種には液冷エンジンが搭載されました。 Mk.IIの原型1号機は1943年6月28日に、2号機は同年9月18日に初飛行しましたが、Mk.Vの生産が優先されたため最初の量産機が引き渡されたのは1944年10月のことでした。

Mk.IIはイギリス空軍で実用化された単発ピストンエンジン搭載の戦闘機としては最も高出力であり極東地域に供給される計画でした。 1945年5月には50機のMk.IIを太平洋へ送るように要請されましたが、実戦配備される前に戦争が終結したので、部隊がMK.IIを受領したのは1945年11月のことでした。 Mk.IIの戦闘機型(F Mk.II)は136機、戦闘機型にロケット弾や爆弾を搭載可能とした戦闘爆撃機型(FB Mk.II)は338機製造されました。

製作の記録です。
Tempest_IIErly_Z11.jpg(150204 byte)
プロペラ回転軸は1.3mmのパイプ、軸受は外径1.8mm・内径1.35mmのパイプです。 Tempest_IIErly_Z14.jpg(188196 byte)
このような彩色済みエッチングパーツが付いてます。メーターの表面はクリアが盛り上がってます。 Tempest_IIErly_Z12.jpg(159357 byte)
コックピットは多くの部品で構成されてます。インパネはこのエッチングです。
何故かエッチングのシートベルトは無塗装でしたので塗ってます。 Tempest_IIErly_Z13.jpg(131768 byte)
インパネはエッチング以外にメーターのモールド有りパーツを塗るか、
メーターのモールド無しパーツにデカールを貼るかを選択可能です。 Tempest_IIErly_Z15.jpg(65039 byte)
主脚収納庫もそこそこ多くの部品で構成されてます。 Tempest_IIErly_Z16.jpg(133929 byte)
排気管周りを先に塗った胴体・主翼・水平尾翼を組み立てて仮組しました。胴体と主翼の合いは良好です。 Tempest_IIErly_Z21.jpg(68696 byte)
国籍標識を避けて迷彩塗装してからマスクして識別帯等を塗装しました。 Tempest_IIErly_Z22.jpg(149841 byte)
主脚収納庫周りのデカール「MW833」はもともと脚カバーの3枚と主翼下面の2枚で合計片側5枚でしたが
余白のクリアフィルムの面積が大きいので文字の部分だけ残るようにバラバラにして貼りました。 Tempest_IIErly_Z23.jpg(144105 byte)
最近のeduardのキットのデカールはクリアフィルムがマークの上に印刷されているので、これを剥がして
全くシルバリングの無い状態になる動画がYouTubeにアップされてました。ただしメーカーは推奨してないようです
しかしこの画像のように剥がす前はマークの上にシルバリングが見られます。クリアコートで収まるかもしれま
せんが試しに剥がそうと思います。上手くいくかどうか不安なのでとりあえず余白はトリミングして貼りました。

ここからは完成品です。クリックすると大きなサイズで見ることができます。

Tempest_IIErly_UFR.jpg(277506 byte)
主だったデカールのフィルムを剥がして、墨入れ・ウェザリングして完成です。 Tempest_IIErly_UBL.jpg(240418 byte)
1946年6月チルボルトン基地の第183、後に第54飛行中隊の所属機のマーキングです。
この機体がロケット弾を装備していたかどうかは定かではありませんが。。。 Tempest_IIErly_LD.jpg(279342 byte)
ロケット弾にもチマチマとデカールを貼りました。ロケット弾の点火コード?はエッチングです。
主脚の構造は結構複雑です。 Tempest_IIErly_RP.jpg(292793 byte)
ブリストル・セントーラスVあるいはVIエンジンの2,500馬力で回しております。 Tempest_IIErly_LUF.jpg(287020 byte)
国籍標識や機番等の比較的大きなデカールのフィルムは剥がしてあります。このとき剥がれてしまった
マークの一部はリタッチしてます。注意書き等の小さなデカールも一部は剥がしてみましたが、マークも
剥がれそうなので殆どはフィルムを残してます。それでもクリアコートでシルバリングは目立たなくなりました。 Tempest_IIErly_RFS.jpg(118111 byte)
ロケット弾の弾頭の赤帯はデカールが有りましたが貼れそうにないので塗ってます。 Tempest_IIErly_LBS.jpg(103779 byte)
上面と下面のホイップアンテナはエッチングパーツです。 Tempest_IIErly_LSS.jpg(102482 byte)
後部キャノピーは乗せているだけですので可動します。
翼端の航法灯は付属のクリアパーツに穴を開けてクリア塗料を流し込んでます。 Tempest_IIErly_RBS.jpg(101217 byte)

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