Revell 1/72 ソッピース トライプレーン
注目すべき単座機、ソッピース・トライプレーンは1916年5月に初飛行しました。 これは先の成功作であるソッピース・パップの初飛行のわずか数週間後のことでした。 トライプレーンにはパップの設計の一部が取り入れられましたが支柱は一本形式が採用されました。
しかし、本機の最も特徴的な点は三葉のレイアウトでした。 それまでは殆どの機体が複葉のレイアウトを採用していましたので三葉レイアウトの量産機は本機が初めてでした。 この設計はソッピース社の設計者にとって大胆な手段であり、全体的な性能と機動性の改善に大きく寄与しました。
可能な限り早急にフランスに送ることが重要でしたので、初飛行から約二週間後には試作機がダンケルクに到着しました。 イギリス海軍航空隊の「A」飛行隊は機体を受け取って15分後にはドイツ機を迎撃するために離陸させていました。 1917年の5月までに50機以上のトライプレーンがフランスに配備されました。 本機はドイツ軍機の複葉機を凌ぐ機動性で、パップとともにドイツ空軍の優勢を押し返しました。 本機はパイロットに大いに称賛されトライプハウンド(Tripehound)のニックネームで呼ばれました。 本機の武装は一挺の機関銃のみでしたので、1917年までには重武装の敵機に比べて不利となって損害が増してきました。 1917年夏には、より重武装のソッピース・キャメルに機種変更が行われました。
製作の記録です。コックピットはシートとちょび髭のおじさんパイロットのみですので、インパネを自作しました。
ここまで組んで、張線用の穴を開けてから機体の塗装に掛かりました。
塗装して尾翼周りの張線を行い、胴体にデカールを貼りました。
中翼には張線の片側を付けておきます。
張線用の穴は0.3mmで開口し、張線の材料には02号(0.074mm)のハリスを使いました。
穴径に比べて線径が細いので、隙間ができます。
主翼のように貫通した出口では、このあと整形して均す必要があるので伸ばしランナーで隙間を埋めてます。
胴体のように出口が内部になるところは伸ばしランナーの代わりに0.19mmの針金も使ってます。