前に戻る
次に進む
案内所に戻る

プラッツ 1/72 Aviat S-2 ピッツスペシャル

ピッツスペシャル (Pitts Special) は、カーチス・ピッツの設計で1944年に初飛行した曲技飛行に多く用いられている複葉機です。 当初は曲技飛行展示パイロット向けに製造していましたが、ホームビルト機として組み立てられる機体の設計図面の販売も行いました。 しかし、ピッツは1976年に製造と販売に関する権利を売却しました。 現在ではアメリカ合衆国ワイオミング州のAviat社が完成機を製造しており、フロリダ州のSteen Aero Labがホームビルト機向けに部品を供給しています。

ピッツスペシャルを使用した民間の曲技飛行チームが航空自衛隊の戦闘機パイロットだったロック岩崎が1996年8月に設立したエアロック・エアロバティックチーム(AIROCK Aerobatic Team)です。

1996年11月3日と4日に南紀白浜空港にて行われた「スカイレジャージャパン'96」でピッツS-2Bと共にデビューを果たしました。 2002年からはノブ次田は2番機パイロットとして参加しましたが、2003年にはチームから離脱してしまいました。 2004年にはサニー横山が新2番機パイロットとしてデビューしフォーメーションフライトが復活しました。

ところが2005年4月21日、コウノトリ但馬空港での曲技飛行訓練中に墜落事故が発生しロックが他界してしまいます。 それでも2005年7月17日の防府北基地航空祭からサニー横山をチーフパイロットとしてエアショーへの参加を再開しました。 しかし、2010年2月に13年に渡って使用したピッツのフレームに曲技飛行に関わる大きな問題が発見されたことから、同年3月をもってチーム活動を終えました。

製作の記録です。
S-2_Z11.jpg(209219 byte)
このキットは2機セットになっております。
右がオリジナルのパーツで、これに真鍮パイプや虫ピンを追加して左のように加工します。 S-2_Z12.jpg(182338 byte)
インパネのパーツは用意されてませんので、1mmに打ち抜いたプラ板をメーターのつもりで接着してます。 S-2_Z13.jpg(379479 byte)
機体を組み立てて殆どの面積を白で塗りました。
JA22ARの上翼下面と方向舵のみ赤を塗ってますが、それ以外はデカールです。
上翼の内側と主脚支柱には翼間支柱の張線を仕込んでおきます。
上翼上面と下翼下面は貫通させた張線の処理をしてから塗装します。

ここからは完成品です。

S-2_UFR.jpg(194286 byte)
張線、上翼上面と下翼下面を塗装・デカールを貼って完成です。 S-2_UBL.jpg(188678 byte)
S-2は本来複座ですが、このキットでは単座として再現されてます。 S-2_P.JPG(668318 byte)
エンジンの詳細はわかりませんがライカミング・エンジンズ製の水平対向260馬力で回しております。
上の画像はクリックすると大きな画像を見ることができます。 S-2_DWN.jpg(132091 byte)
翼の下面と方向舵が赤色のJA22ARがロック岩崎の機体で、紅白格子模様のJA11ARがノブ次田の機体です。
大きさが分かるように下に葉書を敷いてみました。


ここから3枚はロック岩崎のJA22ARです。
塗装は翼の下面と方向舵が赤、それ以外は白で、マーキングはすべてデカールです。 S-2_LUF2.jpg(168319 byte)
S-2_RFU2.jpg(111175 byte)
S-2_LSF2.jpg(94827 byte)
両機ともスピナーはメッキシルバーを塗ってます。


ここから3枚はノブ次田のJA11ARです。
塗装は機体全体が白のみで、マーキングはすべてデカールです。 S-2_LUF1.jpg(168283 byte)
S-2_RFU1.jpg(263746 byte)
S-2_LSF1.jpg(95837 byte)

製作の記録の先頭に戻る 完成品の先頭に戻る


前に戻る
案内所に戻る