タミヤ(ITALERI) 1/72 マッキ MC202 フォルゴーレ
第二次世界大戦におけるイタリア空軍戦闘機のひとつ、マッキは連合軍各機と肩を並べる運動性能でその名を残した戦闘機です。 フィアット製のA74RC38空冷星型14気筒エンジンを搭載したマッキMC200サエッタが実戦配備されたのは1939年10月でした。 1940年にマルタ島攻撃で実戦デビューを果たすと、その後北アフリカ戦線や東部戦線にも投入され、最終的には1,100機以上が生産されました。
そして、よりいっそうの性能向上を目指して開発された後継機がMC202フォルゴーレでした。 機体性能を十分に発揮させるためには、より強力なエンジンが必要なため、ドイツから輸入したダイムラー・ベンツ製DB601A-1液冷直列エンジンを搭載することになりました。 870馬力から1,000馬力強にパワーアップしたことに加え、前面投影面積を大幅に減らすことができ、スリムな機体になりました。 こうして待望のハイパワーエンジンを得たMC202はもともと運動性と操縦性に定評の有ったMC200が持っていた本来の性能を開花させることになりました。 機体の後部や主翼、尾翼はMC200をそのまま使用しされたのでエンジン換装に伴う設計変更は最小限に留められました。 MC202の試作一号機が初飛行したのは1940年8月で、1941年春には量産機がロールアウトし、後にエンジンはアルファロメオ社がライセンス生産することになったRA1000RC41モンソーネを搭載することになりました。
1941年11月に北アフリカ戦線に投入されると一時的とはいえトブルク上空の制空権を確保するなど善戦しました。 1943年の生産終了までの生産数は1,500機程度と言われています。
製作の記録です。コックピットの側壁に派手な押出しピン跡が有ります。こんな位置では大迷惑です。
押し出しピン跡はリューターで削ってやりました。
胴体後部の白帯はデカールが用意されてますが、馴染みそうに無いので十の字の前に塗装しました。
ついでに胴体後半のベース色も塗ってから十の字にしました。
ここからは完成品です。
迷彩のパターンを描いて、ウェザリングして完成です。
1943年1月のチェニジアにおけるイタリア空軍第3航空団第18航空群第85飛行隊所属機のマーキングです。
アルファロメオのRA1000RC41モンソーネエンジンの1,175馬力で回しております。
迷彩のパターンはタミヤのNATOグリーンとダークイエローの混色で下書きして薄めのNATOグリーンを重ねてます。
Mr.ウェザリングカラーのサンディウォッシュと墨入れカラーの黒でウェザリングしました。
上の画像はクリックすると大きな画像を見ることができます。
上の画像はクリックすると大きな画像を見ることができます。
上面色と迷彩パターンは下面の一部にも回り込んでます。