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SMER 1/48 ブリストル ブルドッグIIA

イギリス空軍の単座複葉戦闘機ブリストル・ブルドッグは1920年台後半の代表的な複葉戦闘機です。 最初の試作機はブリストル社のテストパイロットによって1927年の5月17日に初飛行しました。 しかし同年11月になってテストは中断され、胴体の延長や垂直尾翼の小型化などの改修が行われました。

ブルドッグIIと呼ばれた改修型は1928年1月21日に初飛行しました。 順調な試験飛行の後にイギリス航空省はブルドッグIIを空軍向けに発注し、量産が始まりました。 ブルドッグIIのエンジンを440馬力から490馬力に増強し、他に小さな改修を行ったブルドッグIIAは1930年の夏に初飛行し、268機が生産されました。

製作の記録です。
BulldogIIA_Z11.jpg(65488 byte)
パイロットフィギュアはかなり怪しいおじさんですが、せっかくですから乗ってもらうことにしました。 BulldogIIA_Z15.jpg(46796 byte)
いつもの3mm透明チューブ、2mmプラ棒、虫ピンで回転機構を作ります。
ブレードは別部品で、ダボ・ホゾが無いので(写ってませんが)金属線で補強しました。 BulldogIIA_Z14.jpg(67887 byte)
国籍マーク等の主なマーキングはモールドされており、動翼のラインは凸モールドです。
マーキングがデカールと合えば、そのままにしようかとも思いましたが、サイズが合いません。
なので、マーキングは削って、動翼のラインは凹に彫り直します。 BulldogIIA_Z12.jpg(29347 byte)
キットのままだと主翼と胴体間の上下方向に大きな段差が出ます。 BulldogIIA_Z13.jpg(30393 byte)
胴体側も主翼側も削り倒してなんとか段差を減らしました。 BulldogIIA_Z16.jpg(77378 byte)
翼間支柱等の張り線を固定するために、根本にヒートンを埋め込みます。
ヒートンの材料はリード線をほぐした直径約0.15mmの金属線で、カギ型に曲げた0.45mmの針金で捩じってます。 BulldogIIA_Z21.jpg(149367 byte)
張り線の片側を予めヒートンに結んでおいて上翼を合体させます。
BulldogIIA_Z22.JPG(23372 byte)

空中線の基部は曲げる方向にテンションが掛かりますので、ほぐしたリード線は止めて0.6mmの洋白線の先を潰して開口して作りました。

ここからは完成品です。

BulldogIIA_UFL.jpg(125607 byte)
張り線して完成です。 BulldogIIA_UBR.jpg(110635 byte)
イギリス空軍 第19飛行中隊のマーキングです。 BulldogIIA_P.jpg(64986 byte)
ブリストル・ジュピター VIIFエンジンの490馬力で回しております。
シリンダーには配管されてますが、右下の埋め込み写真のようにキットパーツではコブが
有るだけでしたので、これを削り取って0.8mmの糸ハンダで配管を再現しました。 BulldogIIA_LUF.jpg(109114 byte)
翼端近くの航法灯や方向舵の尾灯は部品が用意されてませんでしたので、伸ばしランナーを削って自作しました。 BulldogIIA_RUF.jpg(109869 byte)
全体に光沢クリアをスプレーしました。機銃の発射汚れと動翼ラインの墨入れ以外はウェザリング無しです。 BulldogIIA_LSF.JPG(117375 byte)
上の画像はクリックすると大きな画像を見ることができます。 BulldogIIA_RUB.JPG(126392 byte)
上の画像はクリックすると大きな画像を見ることができます。 BulldogIIA_LSS.jpg(43437 byte)

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