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ハセガワ 1/48 中島 二式単座戦闘機 鍾馗I型 コントラプロペラ装備機

昭和13年、用兵思想が軽戦格闘主義から高速―撃離脱戦法へと移行したころ、陸軍では軽戦のキ-43の試作発令とほぼ同時期に、速度、上昇力、急降下性能などを重視した高速重戦闘機キ-44の試作指示を中島に発令しました。 中島では陸軍の要求を満足させるため大出力のエンジンを選び、直径は大きいが当時最大の出力を持ったハ-41に決定しました。 これにより機首は太くなり、主翼は高速化のため翼面積を桁外れに小さくし、主翼後縁には中島独特の蝶型フラップを採用して空載時及び離着陸時の性能を高めました。 テストの結果、離着陸時の視界不良や低速時の安定性の悪さに九七式戦闘機に慣れたパイロットは戸惑い、評判は良くありませんでした。 しかし、Bf-109Eや川崎キ-60との性能比較ではキ-44の方が優れていたため、昭和17年に二式単座戦闘機として制式採用され、後に通称を「鍾道」と命名しました。

ハ-41を装備した機体は二式単座戦闘機―型、さらに強力なニンジンハ-109を搭載した機体は二式単座戦闘機二型と区別しました。 また二型には武装、装備の違いにより甲、乙、丙があり、昭和15年〜昭和19年の間に各型合わせて1,227機が生産され、防空任務について敵爆撃機の迎撃に活躍しました。

鍾道のコントラプロペラ(同軸二重反転フロペラ)は、搭載された大馬力エンシンのパワーを分散させるためとカウンタートルクを相殺するために試験されましたが、当時の工作技術では量産が困難とされ試験機のみで終わりました。

製作の記録です。
Ki-44_IT2_Z11.jpg(114986 byte)
二重反転プロペラはホワイトメタル製です。このままでは軸が短いので1.3mmの真鍮パイプで延長しました。
3mmプラ棒を軸受とし、1.4mmで貫通させてから前半の内径を2mmに広げてました。右上は組み立て後です。 Ki-44_IT2_Z12.jpg(67996 byte)
エンジンにはメタリックブラウンで着色した0.2mmのテグスでプラグコードを追加しました。 Ki-44_IT2_Z13.jpg(165054 byte)
インパネはデカール、シートベルトは二重にしたアルミテープです。シートの軽め穴を開口しました。 Ki-44_IT2_Z14.jpg(185078 byte)
スプレー塗装に備えてマスキングしました。動翼にはフラットベースを加えた銀(C8)を塗ってあります。
主翼前縁の識別帯には下地の白のみ塗装し、防眩塗装部分は無塗装のままマスキングしました。
カウリングと水平尾翼は仮留めです。

ここからは完成品です。

Ki-44_IT2_UFR.jpg(121157 byte)
塗装してデカール貼って、墨入れして完成です。 Ki-44_IT2_UBL.jpg(115073 byte)
キ44 鍾馗 I型の同軸二重反転プロペラ搭載実験機のマーキングです。部隊マークは有りません。 Ki-44_IT2_P.jpg(99905 byte)
中島製ハ41の1,260馬力で回しております。 Ki-44_IT2_LUF.jpg(126359 byte)
実験機なので武装は有りません。通信機も積まなかったようで空中線支柱も有りません。 Ki-44_IT2_RUB.jpg(100962 byte)
下地にMr.カラーのNo.2黒をスプレーして、No.8の銀をスプレーしました。
部分的に色味を変えるために8番に黒を少し加えたものを筆塗りしてます。
ここから先の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。 Ki-44_IT2_LFS.jpg(102977 byte)
プロペラの表側はリューターの研磨ブラシで磨いてメタルプライマーを塗り、銀は塗らずにデカールを貼った後に
光沢クリアをスプレーしてます。機体の方にはクリア掛けは行いませんでした。 Ki-44_IT2_RBS.jpg(76844 byte)
ブレーキパイプは0.3mmの糸半田を使いましたが、もう少し太くても良かったです。
脚カバーはできるだけ薄く削りました。 Ki-44_IT2_LSB.jpg(109021 byte)
前後キャノピーの合わせがイマイチでしたので開けることにしました。 Ki-44_IT2_RSF.jpg(108462 byte)
敵味方識別帯や防眩塗装はデカールが有りましたが、塗装にしました。

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