AIRFIX 1/72 ホーカー デモン
第一次世界大戦と第二次世界大戦の間の戦間期はイギリス航空界にとって黄金期であり、イギリス空軍の魅力的な航空機の導入時期でした。 輝く銀色の胴体と派手な部隊マークとともにこれらの航空機は複葉機の技術的な頂点を代表するものでした。 ホーカー・ハート軽爆撃機の出現は、これまでの機体よりも高速であったことから、イギリス空軍に困惑をもたらしました。 この問題に対する回答はホーカー社にハート軽爆撃機の戦闘機型の開発を求めることでした。
強力なロールス・ロイス ケストレルエンジンを搭載することで、新型の複座ハート戦闘機は大きな成功を収め、爆撃機型と区別するためにデモン(DEMON)と名付けられました。 ハート戦闘機とデモンは最終的に300機以上が生産されましたが、複葉機の黄金時代は不幸なことに同時に単葉機の開発が始まった時期でもあり、輝かしい機体であってもその時代は短いものでした。 デモンが戦場に導入されて間もなく、新型ブリストル・ブレニム爆撃機の性能は戦闘機としてのデモンを旧式化させてしまいました。
製作の記録です。コックピットはシートらしきもの以外は再現されてません。
付属のフィギュアを乗せるつもりなので、インパネだけでっち上げました、
後で気が付いたので使ってませんが、インパネのデカールのみは有りました。
回転軸は0.8mm真鍮線、軸受は外径1.2mmの真鍮パイプです。
プロペラパーツの軸穴は位置がイマイチでしたので埋めて開け直しましたが、何度かやり直ししてます。
主翼周りの支柱や主脚支柱も組み付けた状態で塗装に掛かります。
今回の塗装には重ね塗りしても下地を侵さないMr.HOBBYのアクリジョンカラーを試してみました。
黒(N2)を下地に塗って銀色(N8)を重ねている最中です。
隠蔽力が弱いと言われている通り、銀色も一回では下地が隠れませんでした。
ここからは完成品です。
デカール貼って、空中線張って完成です。
1936年イギリス ヘンドンの補助空軍第604飛行中隊司令官の乗機のマーキングです。
ロールス・ロイス ケストレルエンジンの695馬力で回しております。
実機では金属製と思われる胴体前半にはラッカー系の銀色(C8)を塗ってます。
ここから先の4枚の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。
方向舵と昇降舵の操縦策は良く分からいので省略しました。
風防は付いてませんでした。前席の風防は透明なブリスターパックを切り出して曲げて作りました。
後席の風防は枠だけを金属線で作りました。
胴体と主翼間の支柱は短めでしたので上翼に少し上反角を付けて無理やり接着しましたが、
間隔がかなり狭くなってしまいました。支柱を自作した方が良かったかもしれません。
飛行姿勢撮影時の姿です。これまでは太めの金属線一本で支えてましたが、
プロペラを回すための風で機体が振動するので、今回は3点支持にしてみました。