ファインモールド 1/72 三菱 日本海軍零式艦上戦闘機22型
キット解説
21型(Model Graphics)、32型(Scale Aviation)、52型(Model Graphics)に続くファインモールドと大日本 絵画社とのコラボレーションによるマガジンキットの第四弾で、今回はScale Aviationの付録として発売されたものです。
実機解説
零戦は試作段階から高馬力エンジンへの換装が視野に入れられており、二速過給機付の栄21型を搭載した32型が 登場したのは昭和17年夏でした。しかし速度の向上と引き換えに航続距離が短くなったため、この時期に勃発し たガダルカナル攻防戦でラバウルからガダルカナルまで往復する作戦が遂行できませんでした。そこで航続距離 を伸ばすために急遽開発されたのが22型でした。主翼外翼に左右合計80リットルの燃料タンクを増設し、翼面荷 重改善のため主翼幅が21型と同じ12mまで戻されました。 22型は昭和18年春ごろから部隊配備が進められソロモン航空戦の中盤戦以降を戦うことになりました。やがて昭 和18年秋に性能向上型の真打52型がソロモンに登場したときには、主な戦場はラバウル上空となっていました。 伸びきった戦線を支えるべく急遽開発された22型は用兵側の要望に応えて中継ぎの役割を十分に果たした存在で した。
製作の記録です。シートとバルクヘッドの軽め穴を開口しました。
シートベルトを付けてコクピットに組み付けました。メーターには透明の接着剤を垂らしてあります。
エンジンには外形0.9mmの真鍮パイプを通し、プロペラ軸は0.55mmの針金で、抜け防止に
後端を折り曲げてあります。そのプロペラ軸の先端側には本来のプロペラ軸部品を接着します。
クリア部品の翼端灯が付属してますので、主翼端を削って接着します。
機体を塗装して、墨入れの乾燥中です。薬莢の排出口は開口してやりました。
主脚のカバーにはブレーキパイプ用の穴を開けました。針金を通してますが、実際にはテグスに変えてます。
ここからは完成品です。
ブイン飛行場の日本海軍第582航空隊、進藤三郎少佐の機体で仕上げました。
この機体は主翼の20mm機関砲を長銃身タイプにアップデートされています。
デカールは付属してましたが銃身は別売りアクセサリが前提でしたので0.8mmのアルミパイプで自作しました。
マーキングの類はすべてデカール仕上げとして半光沢クリアをスプレーしてます。
デカール上にも墨入れしたんですがあまりうまく入ってくれませんでした。
栄二一型の1,130馬力で回しております。
スピナーとプロペラは銀を塗ってから磨いてます。
中央のキャノピーは載せているだけですので可動します。