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special hobby 1/72 スーパーマリン スピットファイアー MK.24 |
スーパーマリーン・スピットファイアーはイギリスを代表する単座戦闘機で、Mk.Iはマーリンエンジンを搭載して 量産が始まりました。Mk.II以降、改良が重ねられましたが革新的な性能向上型としてマーリンを凌ぐ高出力エン ジンであるグリフォンを搭載した機体の開発も進められていました。最初にグリフォンを搭載したMK.IVは1941年 11月末には初飛行していますが改善の余地があったため量産は見送られました。 しかし1942年春から夏にかけてイングランド東南部に出没するJABOと呼ばれたBf109やFw190の超低空でのヒット エンドラン攻撃に手を焼いており、中高度以上ではドイツ戦闘機に対して優位を保ったMk.IXでも超低空を疾駆する JABOの追撃は困難でした。この当時海面上で1,735馬力を絞り出すグリフォンIII、IVが実用化されており、Mk.VIII やMk.IXが生産ラインから引き抜かれてグリフォン搭載のMk.XIIとして生産が始まりました。 これとは別に、さらに高出力で高高度で最大出力を発揮するグリフォン60シリーズを搭載する機体は主翼・胴体とも 再設計された機体構造を持つものとして開発が進められていましたが、当面の量産型や応急的な性能向上型の開発で 手一杯なことから遅遅として進まず、グリフォンスピットの本命になる全面的に改修されたMk.21が初飛行したのは 1943年7月24日のことでした。本型は従前の機体から大幅な変貌を遂げていたため一時は「ビクター」の呼称が検討 されましたが、結局「スピットファイアー」が継承されました。ただし形式呼称の方はローマ数字からアラビア数字 に改められました。 このMk.21を水滴風防式とし電気系統を12Vから24Vに改めた機体がMk.22で強大なトルクに対しても機体の安定性 を確保するため、スパイトフルで採用される予定の大型の垂直尾翼が装備されました。Mk.23はMk.21を原型として 高高度戦闘機として計画されましたがテスト段階で終了し、生産には至りませんでした。 スピットファイアーの呼称を引き継ぐ最後の機体となったのがMk.24でMk.22の胴体後部の燃料タンクが変更され、 主翼下面にはロケット弾ランチャーを装備できるように改められました。1948年に1月に第80飛行隊がテンペスト Mk.Vに替わってMk.24を装備しましたが、これが唯一のMk.24飛行隊となり、1955年4月まで任務についていました。 |
製作の記録です。 |
操縦席回りの組み立てです。床とバルクヘッドはイモ付でしたので補強し、操縦桿も真鍮線で補強しました。 |
機内は黒の塗装指示でしたがダークグレイにして機器類を黒、スロットルは赤で塗ってます。 |
プロペラを回転させるための工作です。スピナー基部に0.8mmのシャフトを付けてプロペラ軸とし、2mmの プラ棒に真鍮パイプを仕込んでプロペラ軸受けにします。機首先端にも2mmの穴を少しざぐって開けておきます。 右写真は組み上げた姿です。長方形のプラ板は取り付け時に軸受が胴体内への落ち込むのを防ぐストッパーです。 |
主翼と胴体の合わせがきつく、そのままでは上半角が0になりそうでしたので主翼側を削って十の字にしました。 主翼前縁の黄色と尾翼前のバンドを塗ってから、上面の迷彩のための境界線を書いてます。 |
機体の塗装を行って、墨入れしました。デカールで段差が目立つのが嫌なので国籍標識のところは塗りません。 |
ここからは完成品です。 |
墨をふき取ってデカール貼ってクリアをスプレーして完成しました。 |
1948-1949年に西ドイツのギュータスローに駐留していた第80飛行隊の仕様で仕上げました。 |
キャノピーを閉めると前後キャノピー間に隙間がでるのでキャノピーは開けて、サイドのドアも開けました。 |
ロールスロイス・グリフォン61(2,045馬力)で回しております。 無人でエンジンの試運転の図? 機銃口は開口してやりました。 |
コクピット後ろのホイップアンテナは0.35mmのピアノ線です。 |
主翼の後縁は薄く削ってあります。 |
翼端灯は付属していたクリア部品が上手く納まりました。 |
排気管の出口も開口してやりました。 |
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