前に戻る | 案内所に戻る | 次に進む |
Revell 1/72 ハインケル He177 A-5 グライフ |
ハインケルHe177爆撃機は1936年のボマーA計画で誕生した機体で、液冷のDB605エンジンを並列に結合したDB610 を搭載した実質的には4発の戦略爆撃機です。 一見して双発機に見えるスタイルですが、2基のエンジンで1本の プロペラ軸を回転させるという斬新なレイアウトを持った機体です。 これは急降下爆撃も可能という軍部の要 求に応えるためでもあったと思われますが、排気管のレイアウトに問題があったため、絶えずカウリング内が 異常に加熱するというトラブルを抱えていました。 本機は最大で約2.5トンの爆弾を搭載できましたが、最大重量が30トンという大型機となってしまい、開発当初 からトラブルに悩まされ、多くの試作機が事故によって失われています。 約200機が生産されたとされています が実戦配備されたのは約半数の100機前後といわれています。 He177 A-5は遠隔誘導される滑空爆弾を運用するために設計されたバージョンです。 「Fritz X」と呼称される 誘導爆弾は艦船を攻撃するための爆弾で、5,000〜8,000メートルの高度で母機から投下されると、母機はスロッ トルを戻して着弾時には目標の真上にいるように機動し、無線で目標まで誘導されます。 Fritz Xの生産数は約 1,400基、使用数はその半分とされていますが、このようにFritz Xには母機が目標上空を低速で飛び続けなけれ ばいけないという脆弱性が有ったのでFritz Xプログラムは途中で打ち切られたため、実戦参加数はそれほど多く は無かったようです。 |
製作の記録です。 |
![]() ![]() 機首のコクピットです。そこそこ部品が多く複雑でしたので塗ってから組むか、組んでから塗るか悩みながらでした。 |
![]() 主翼は左右がそれぞれ上下に分割されてます。 機体が大きいので収納を考えて主翼は取り外し可能にトライします。 |
![]() ![]() 右翼の上側のタボの一部を削ってナットを仕込んだプラ板に置き換えます。 左翼は下側のタボの一部を削ってビス穴を開けたプラ板に置き換えます。(左写真は下側から撮影) 右写真のように胴体に差し込んでビスで留めます。 |
![]() ![]() このビスにアクセスするには爆弾倉も外せないといけないんですが、本機の爆弾倉は左写真のように長く、 機首下の後下方機銃(未だ組み付け前)と干渉するので、右のように後ろ1/3のところで分割することにしました。 |
![]() この写真の主翼の向きは組説の通りなんですが、実は逆向きであることが判明してやり直す羽目になりました。 |
![]() |
![]() |
![]() 塗装やデカールの説明図のラインが実物と合わないところが多くて迷彩のパターンやデカールの貼り位置を 決めるのに苦労しました。 実機と合わないところが有っても仕方がないと思いますが、 キットのモールドと組説ぐらいは整合させておいて欲しいです。 |
ここからは完成品です。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
製作の記録の先頭に戻る |
完成品の先頭に戻る |
前に戻る | 案内所に戻る | 次に進む |