前に戻る | 案内所に戻る | 次に進む |
AIRFIX 1/48 スーパーマリン シーファイアー FR.47 |
1940年のバトルオブブリテンの活躍でスーパーマリン・スピットファイアが不朽の名声を得たのと丁度同じころ、 イギリス海軍の空母航空隊にとっては旧式になった機体を更新するのが急務となっていました。 そこで折り畳み 式の主翼を装備した「シー・スピットファイアー」が1940年の10月には配備されることが計画されましたが、 空軍の配備要求が強力であったために、この計画はチャーチルによってキャンセルされてしまいました。 1942年の10月になって、やっとスピットファイアの5型をベースに生産されたシーファイアの最初の機体が航空 母艦フューリアスの第801中隊に配備されました。 この後、マーリンエンジンを装備したシーファイアの生産と 開発は海軍が求めるレベルまで拡大していきました。 シーファイアはスピットファイアを追いかけるように開発 されましたので、グリフォンエンジンを搭載したスピットファイアが1943には実用化されていたのに対し、海軍 型の実用化は1945年の9月になりました。 海軍の最終型となる46型と47型はスピットファイアの22型と24型に相当する機体で、同軸二重反転プロペラを装 備し、偵察任務のためのカメラを装着することもできました。 47型の主翼は折り畳み機構を備えており、空母 トライアンフに配備された47型は1950年に勃発した朝鮮戦争に参戦し、哨戒任務や攻撃任務に従事しましたが 対空砲火による損失は無かったようです。 |
製作の記録です。 |
いつものように同軸二重反転プロペラ回りの工作から始めます。 プロペラ軸は前側が0.8mmのロッド、 後側が1.2mmのパイプ、更に1.3mmで貫通させた2mmプラ棒の軸受けとストッパーを用意しました。 スピナーの基部にはプロペラ軸を固定するためのパイプをプラ棒で作って付けました。 |
プロペラアッセイを組み立てて機首に仮組しました。 胴体部品側には軸受けを止めるための3mmパイプ(透明)を付けました。 ブレードはバラバラなのでピッチを揃えるピンが有りましたが、 そのままだとピッチが浅すぎるのでピンはカットして深めに接着しました。 |
メータのデカールは用意されていましたが、全く馴染んでくれませんでしたので 塗装で誤魔化して、ガラス部分には紫外線硬化タイプの透明接着剤を盛ってます。 |
チョット太めのパイロットに乗って貰いました。(狭いコクピットですね。。。) |
再びプロペラですが、プラ棒の軸受けだとイマイチ回転が良くないので 1.6mmの真鍮パイプに変えて、セロテープで外径を調整しました。 |
胴体と内翼を接合しました。少し隙間が出来ましたのでプラ角棒や溶きパテで埋めてます。 |
下面色(Mrカラー No.368)を塗装しました。 胴体は上面塗装に備えてマスキングしてます。 |
大失敗! 上面にNo.333を塗ったところで、FR46のパターンであることを発見。 FR47のパターンで上面色側をマスキングしてN.368で塗り直します。 |
機体の塗装、墨入れ、デカール貼りが終わりました。 デカールはかなり堅めで、ぬるま湯よりもう少し熱めのお湯につけてやらないと台紙からも剥がれにくいものでした。 |
ここからは完成品です。 |
ロケット弾を組み付けて、スピナーを赤に塗り直して完成です。 |
1950年初頭の第800海軍航空隊(Naval Air Squadron)の仕様で仕上げました。 |
この後、インベージョンストライプを追加して、空母トライアンフに搭載されて朝鮮戦争に参戦したと思われます。 |
ロールスロイス社のグリフォン85エンシン(2,375馬力)で回しておりますが、前段より後段の回転が遅いです。 |
主翼下面のシリアルのデカールは脚カバーに合わせて分割されてました。 |
排気管とロケット弾の尾部は開口してやりました。。 |
主翼の接合部はもっと機構らしいものが有ると思いますが、再現されてませんでしたので、針金で補強したのみです。 |
後部キャノピーはレールに乗っているはずですが、パーツの幅が不足気味でしたので胴体に乗せざるを得ませんでした。 |
製作の記録の先頭に戻る |
完成品の先頭に戻る |
前に戻る | 案内所に戻る | 次に進む |