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ICM 1/72 川崎 キ10-II 陸軍 九五式戦闘機 |
キ-10は1930年台後半の日本陸軍の主力戦闘機でした。 本機は川崎航空機の土井武夫技師を設計主務者として開発 され、1935年の3月に試作1号機が完成しました。 同年の9月には九五式戦闘機として量産の命令が下りました。 生産は1938年まで継続されましたが1937年の11月からは全幅と全長を伸ばした二型(キ-10-II)に移行されました。 本機は優れた運動性を利用して日中戦争の初期においては中国国民党軍のソ連製I-15戦闘機などを圧倒する活躍を見 せましたが、ノモンハン事件の頃になると、I-16のような単葉機相手には劣勢となり、後継機である九七式戦闘機と交替し て第一線を退いています。 |
製作の記録です。 |
機首の顎の部分はラジエータのインテークですが、塞がっていましたので 開口して、プラ版で仕切り板を入れて後部にはメッシュを仕込みました。 |
主脚支柱の部品が見事に折れてましたので、0.28mmの真鍮線で補強してつなぎました。 |
コクピットは推定でシートベルトを追加したぐらいで、手を入れてません。 |
機首上部の機銃パネルに弾道溝はモールドされていましたが、塞がっていましたので開口してます。 |
ラインは凹モールドですが浅いので掘り起こしてやりました。 機首と前面パネルの間に隙間がでましたのでプラ板で作ったシムを接着してます。 翼間支柱や水平尾翼には針金を仕込んで取り付けを補強しました。 |
上翼の上面と下翼の下面以外を塗装して墨入れ、上翼も組み合わせました。 翼間の張り線は0.2mmのハリスです。これからテンションを掛けながら接着します。 |
風防として透明フィルムの部品が付いてましたが、紛失したこともあって、 真鍮線で枠のみ作製しました。 透明度100%です。 |
ここからは完成品です。 |
0.1mmのハリスで空中線を張って完成です。 |
1938年 中国戦線の陸軍第64戦隊 加藤建夫大尉乗機の仕様で仕上げました。 |
川崎 ハ-9-II-甲の860馬力で回しております。 |
胴体の赤帯からデカールを貼り始めたんですが、割れてしまいましたので、大昔に買ったハセガワの赤帯デカール をひっぱり出してきて貼りました。残りのデカールには水性クリアを厚めにスプレーしてから貼ってます。 |
垂直尾翼の「カ」の字のデカールも貼るときに割れましたが何とかリカバリできてタッチアップもしました。 |
機首上部の弾道溝には針金で機銃の先端を表現してあります。。 |
撃墜マークのデカールはシルバリングが防ぎきれませんでした。 |
スピナーの先端はエンジン起動用のフックだと思うのですが、モールドは切り取ってプロペラ軸を貫通させてます。 |
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