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SMER 1/72 ノースアメリカン P-51 マスタング

イギリス空軍の要請によってノースアメリカン社が開発したマスタング(Mustang)はレシプロエンジンを搭載した最も優れた戦闘機として有名です。 社内呼称NA-73Xが与えられた試作機は1940年10月26日に初飛行しました。 この試作機に改修が加えられた試作機がNA-83で、主翼に六丁のブローニング機関銃、機首の下方に二丁の機関銃が装備されました。 NA-83はMustang Iとして620機がイギリス軍に納入されました。

さらなる改修として機首の機関銃を廃して主翼に四丁20mm機関砲を装備した機体がP-51です。 イギリス軍はP-51を150機を発注しましたが、受領したのはMustang IAと命名された93機でした。 残りの55機はk-24カメラを搭載した写真偵察機F-6Aとしてアメリカ陸軍航空隊に引き渡され、あとの2機はマーリンエンジンのテストベッドとなりました。

アメリカ陸軍航空隊向けにオリジナルのMustang Iの主翼に爆弾架と急降下ブレーキを付加して急降下爆撃機に改修された機体がA-36Aアパッチ(Apache)で、500機が生産されました。 後に、急降下ブレーキと機首の機関銃を廃止した戦闘機型がP-51Aと命名されました。 主翼下のパイロンは284リットルの増槽に適用できました。 当初、P-51Aは1,200機が発注されましたが、パッカード・マーリンエンジンに換装したB/C型の生産が始まると310機に減らされました。 P-51Aはイギリス軍ではMustang IIと呼称され、アメリカ軍向けの偵察機型はF-6Bと命名されました。

製作の記録です。
P-51_Z11.jpg(118058 byte)

最近の定番になりましたが、3mmパイプ、2mmプラ棒と虫ピンでプロペラ回転機構を作りました。
P-51_Z12.jpg(153049 byte)
左のように機首上面のインテークを開口しました。右は加工前です。 P-51_Z13.jpg(152484 byte)
コックピット側面とシートベルトはエッチング、
インパネは計器が印刷された透明フィルムをエッチングで挟む構造です。 P-51_Z14.jpg(99800 byte)
簡易モールドキットの常でダボ・ホゾが頼りにならないので、水平尾翼の取り付けは金属線で補強します。 P-51_Z21.jpg(101858 byte)
赤く塗った所はラジエータのインテークに発生する段差です。インテーク側の高さを調整します。 P-51_Z22.jpg(79892 byte)
主脚カバーが厚いので右のように削りました。左は加工前です。 P-51_Z23.jpg(162019 byte)
タイヤはレジン、トルクリンクはエッチングです。取り付け部が頼りないので金属線で補強してます。 P-51_Z24.jpg(125391 byte)
20mm機関銃の銃身の前半は別部品になってます。ここも取り付けを補強します。

ここからは完成品です。

P-51_UFL.jpg(156898 byte)
空中線を張って完成です。 P-51_UBR.jpg(146189 byte)
1943年 第111偵察中隊所属のP-51のマーキングですが国籍マークのデカールが大きいです。 P-51_P.jpg(112880 byte)
アリソン V-1710-39-F3RV の1,120馬力で回しております。 P-51_LUB.jpg(109320 byte)
主翼の黄色の帯と、左主翼の胴体付近の赤(歩行帯?)はデカールも有りましたが、塗装しました。 P-51_RUF.jpg(133730 byte)
スピナーの黄色は脚色です。主翼の帯の色に合わせてみました。 P-51_RBS.jpg(151610 byte)
タミヤの墨入れ黒とクレオスのサンディウォッシュでウォッシングしました。 P-51_LSS.jpg(164397 byte)
キャノピーの左舷下にある撃墜マークらしいものは「目」の図柄です。偵察中隊だからでしょうね。 P-51_RFS.jpg(158127 byte)
空中線支柱もエッチングが付属してましたが、貧弱なので金属線に置換しました。

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