フジミ 1/72 空技廠 艦上爆撃機 彗星12型
彗星は日本海軍の航空技術研究機関である海軍航空技術廠で開発された急降下爆撃機です。 99式急降下爆撃機の後継機であり、日本海軍最後の制式艦上爆撃機でした。
海軍は本機に対して敵艦載機の行動半径外から発進し、できるだけ短時間で先制攻撃を加えられるよう高速性能や航続距離の優れた艦爆であるよう要求しました。 このためにあらゆる新機構や新設計を施し、研究機的な要素を多く持っており、空力特性を向上するためには空気抵抗を低減できる液冷エンジンを装備することになりました。 試作型のエンジンは本家のDB601Aでしたが、最初の量産型である11型では和製ダイムラー・ベンツとも呼ばれる熱田21型(1,200馬力)、続く12型ではパワーアップした熱田32型(1,400馬力)を装備しました。 しかし、飛燕と同様に液冷エンジンの生産は順調ではありませんでしたので、空冷エンジンに換装した機体が開発されました。
製作の記録です。
3mmパイプ、2mmプラ棒、虫ピンでプロペラ回転機構を作ります。

コックピットは床と一体になったシート、操縦桿、インパネのみです。 シートベルトを追加しました。

胴体後部下面ですが、着艦フックが完全に無視されてます。

なので、フックの収納庫を開口して、金属線でフック、プラ角棒でフック基部をでっち上げました。

主脚カバーは左のように厚いので、右のように裏面を削って薄くします。

デカールを貼ってから半光沢クリアをスプレーして墨入れしました。
ここからは完成品です。

ウェザリングというかエージング(経年劣化)表現にトライして完成です。

第523海軍航空隊(別名 鷹部隊)のマーキングで仕上げました。

熱田32型の1,400馬力で回しております。

主翼前縁の識別帯はハセガワの橙黄色フィニッシュシートを貼ってます。

エナメルの墨入れ黒やグレイ、スモークでウォッシングしました。

塗装のハゲはアクリルの銀系で描き込みました。

残念ながら爆弾倉は再現されていませんでした。
