eduard 1/48 ニューポール 17
フランスのニューポール社の主任設計者グスターブ・ドラージュが設計した「セスキプラン」と称される一葉半 形式の戦闘機は、第一次世界大戦がはじまるとニューポール10としてイギリス海軍航空隊に採用され、その有用 性が証明されました。この一葉半シリーズは11、17、24と発展していきました。
ニューポール17は11をやや拡大した機体で、当初は110馬力のル・ローヌ9J回転式空冷星型9気筒エンジンを装備 していましたが、後に130馬力に強化されています。17は1916年3月に部隊配備が始まり、速やかにフランス軍の ニューポール11と交替を開始しました。当時のどのイギリス戦闘機よりも優れていたため、イギリスの陸軍航空 隊や海軍航空隊からも発注を受けました。1916年の一時期にはフランス航空部隊のすべての戦闘機隊がニュー ポール 17を装備していました。
製作の記録です。この機体にはいわゆるインパネ(計器盤)は無いようですので、2mm角プラ棒から作った計器を機体に直付けしてます。
プロペラ回りの部品です。
仮組したところです。プロペラ軸はもっと長くしたかったんですが、コクピットと干渉するのでこれが限界でした。
垂直尾翼はイモ付の設計でしたので、針金で補強できるようにしました。
この状態で塗装に掛かります。
翼間支柱の補強や張り線のために開口した穴には塗料が入り込まないように針金を指してます。
この後は複葉機組み立ての最大の山場になる上翼の取り付け工程です。
ここからは完成品です。
上翼を合体させて張り線を行って完成です。
映画「FLYBOYS」に登場する機体で、実機も有ったようですが詳細は不明です。
WWIの複葉機ですから機体の大半は木製・帆布だと思いますが塗色が銀色なのはアルミドープだと思います。
ル・ローヌ9J 1,100馬力でシリンダーごと回しております。
計器は何とか計器らしく見えますね。
翼間の張り線は0.2mmのハリス、尾翼の操縦索は0.28mmの針金です。
上翼の下面にも国際標識が有りますが、このデカールを損傷しないようにするのが大変でした。
タイヤは組説の指定に従ってピンクに塗ってます。