HOBBY BOSS 1/72 ホーカー ハリケーン Mk.IIC
ホーカー・ハリケーンはイギリス空軍最初の低翼単葉戦闘機でしたが、胴体・主翼ともに鋼管構造に羽布を張っ た複葉機的な設計でした。本国イギリスを舞台としたドイツ空軍との攻防戦・バトル・オブ・ブリテンでは Bf-109Eには劣勢を強いられましたが、もっぱら爆撃機を狙うことで、戦闘機を任されたスピットファイアーと ともに活躍しましたたが、太平洋戦線では軽快な運動性の日本陸軍の一式戦闘機に歯が立たなかったようです。
最初の生産型であるMk.IのエンジンはマーリンII(1,030馬力)でしたが、これをマーリンXX(1,185馬力)に強化し たのがMk.IIAで、その武装を7.7mm×8門から12門に強化したのがMk.IIB、さらに20mm×4門に変更したのがMk.IIC です。
製作の記録です。これは全く未組立の状態で、一体成型を多用した部品数が少ないキットです。
プロペラを回転させるために部品を増やしました。右はアッセイした姿です。
パネルラインが少し浅いと感じましたので深彫りすることにしました。左翼がキットのまま、右翼が深彫り後です。
迷彩の境界線をぼかし気味に書き込みます。20mmの銃口を0.3mmで開口しようとして左翼は成功したんですが。。。。
右翼は潰してしまったので、0.6mmのパイプで置き換えました。
各翼には明るい色で帯が有るんですが、組説では色指定が無かったのでダックエッググリーンにしました。
キャノピーのマスキングにはマスキングゾルグを使いました。機内色を塗ったところです。
アンテナ柱も機銃も無事だったのに、尾輪を折ってしまいましたので針金で補強して取り付けなおしました。
ここからは完成品です。
1944年インドの第34飛行隊の仕様で仕上げました。
機体は熱帯仕様ですが、塗色はヨーロッパ戦線のグリーン・グレー迷彩です。
ロールスロイス・マーリンXXの1,185馬力で回しております。
プロペラのピッチが浅かったので、付け根から捩じって深くしてあります。
照準器はクリア部品ではなかったのでクリアオレンジを塗りましたが、透明プラで置き換えた方が良かったです。
仕上げのクリアは半光沢をスプレーした後にそれが乾ききる前に重ねて艶消しをスプレーしてます。
部品数が少ないのは良いんですが、ピトー管も省略されてました。