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EMHAR 1/72 ラボーチキン LaGG-3

ソビエトでは伝統的に設計者の名前の頭文字を航空機の名称としています。 S.Lavochkin、V.GorbunovとM.Gudkovの3人の共同開発である機体にはLaGGの名称が与えられました。 ちなみに数字は戦闘機なら奇数、それ以外の機種なら偶数が付与されます。 共同開発の最初の機体であるLaGG-1の性能は不満足なものであったため、大幅な改修を行われた機体がLaGG-3です。

LaGG-3は1941年にソビエト空軍に配備され、生産が終了するまでに6,528機が完成したとされています。 本機は操縦翼面以外は全木製の構造をしており、金属資源を使わないという長所が有りましたが、機体が重くなってしまって性能的には芳しくありませんでした。 しかし、被弾に強い頑丈な一面もあり大戦初期のドイツ軍に対してかなりの戦果を挙げたようです。

製作の記録です。
LaGG-3_Z11.jpg(113569 byte)

機首上面には左のように機銃らしきモールドが有りますが、イマイチですので右のように弾道溝を彫り込みました。
ラインは凸ですので、彫り直してます。
LaGG-3_Z12.jpg(183278 byte)
プラパイプ、プラ棒、虫ピンでプロペラの回転機構を作りました。 LaGG-3_Z13.jpg(286810 byte)
キット付属のパイロットを乗せました。インパネはパーツそのものが無かったので自作です。 LaGG-3_Z14.jpg(202988 byte)
胴体には先に主翼下面を組み付けます。組説では主翼の上面と下面を接着してから胴体と合体する
ように指示されてますが、上面の一部が下面よりはみ出しているので組説通りには作業できません。
LaGG-3_Z15.jpg(96594 byte)

主脚柱にはトルクリンクが再現されてませんので、ジャンクのエッチングパーツの枠を切り出して作りました。
LaGG-3_Z16.jpg(110303 byte)
主脚カバーの厚さがあんまりですので、0.3mmのプラ板から切り出しました。 LaGG-3_Z17.jpg(213479 byte)
機体上面にMr.カラーのC22ダークアースを塗って、タミヤアクリルのXF-70暗緑色2で迷彩の境界を描きました。

ここからは完成品です。

LaGG-3_UFR.jpg(143174 byte)
迷彩塗装、デカール、半光沢クリア、ウォッシング、空中線を張って完成です。 LaGG-3_UBL.jpg(136028 byte)
黒海艦隊航空隊所属のJ.Shtshipov中尉のマーキングで仕上げました。 LaGG-3_P.jpg(108772 byte)
クリモフ M-105PFの1,240馬力で回しております。 LaGG-3_LUF.jpg(148715 byte)
スピナーの色は脚色で、垂直尾翼先端と同じ色を塗ってみました。機首の機銃は伸ばしランナーです。 LaGG-3_RUS.jpg(144248 byte)
キットの塗装図では右舷側が不明確ですので、迷彩パターンは想像を含みます。 LaGG-3_FLS.jpg(136095 byte)
キャノピーと前照灯、クリアパーツは合いが良くありませんでした。 LaGG-3_RBU.jpg(178785 byte)
航法灯はモールドも塗装指示も有りませんでしたが、光パテで突起を作って再現しました。 LaGG-3_LSS.jpg(137993 byte)

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