ファインモールド 1/72 メッサーシュミット Bf109K-4
メッサーシュミット社がBf109シリーズの最後のバージョンとなるK型の開発に着手したのは1943年初頭でした。 G型に搭載されたダイムラーベンツDB605Aの高空性能改善型となるDB605AS、DB605D、および2段過給器を備えたDB605Lエンジンの開発に目途が立ちましたので、これらを装備する性能向上型の設計が進められました。 K型では従来よりも抵抗の少ないカウリング形状が設計され、完全引き込み式の尾輪と主車輪のタイヤカバーを装備して空気抵抗減少が図られました。 G-6から改造された原型機は1943年9月末にヴィナーノイシュタット社で完成しましたが、エンジンはまだDB605Aで、尾翼は背の低い旧型で、尾輪も固定式のままでした。
K型最初の量産型となるK-4はメッサーシュミット社のレーゲンスブルグ工場で1944年8月下旬から生産が始まり翌年4月までに合計約1,500機が完成したと言われています。 Bf109K-4のエンジンはDB605Dで、G型に比べ重量が増したため大型になった主車輪を収めるためにに主翼上面に巨大なバルジが装着されました。 引き込み式になった尾輪は作動不良を理由に実施部隊では固定する場合は多く、タイヤカバーも同様の理由で取り外す機体が殆どだったようです。
製作の記録です。プロペラハブ内にポリキャップを仕込むのがもともとの設計ですが、
ポリキャップの代わりに軸が通る穴を開けた3mmプラ棒をハブに入れて軽く回るようにします。
軸の先端の針金は脱落防止のストッパーでプロペラ取り付け後に曲げてやります。
ファインモールドのBf109アクセサリーセットを使いました。
シートベルト、フットバー、左サイドのハンドルがエッチングパーツです。
インパネも有りましたが、プラの部品と合わないので、ここはデカールにしました。
ラジエータと機首下エアインテークのメッシュもエッチングです。
エンジンにもエッチングパーツを貼りました。
迷彩の境界線を書き込んで塗装します。
迷彩塗装した後、デカールに備えてコンパウンドで磨きました。
デカールを貼って、半光沢クリアをスプレーしました。
タイヤは塗装済みですが、主脚を仮組みしました。
馴染みの模型屋さんから「タイヤと脚カバーの間隔が広すぎるので、ここを狭くして一体感を出すと良い」とのアドバイスを貰いましたので手を入れることにしました。