ハセガワ 1/48 中島 四式戦闘機 疾風
四式戦闘機「疾風」(キ-84)は九七戦(キ-27)や隼(キ-43)、鍾馗(キ-44)などの陸軍主力戦闘機を産んだ名門、中島によって開発された戦闘機です。 2,000馬力級のハ45エンジンを搭載し、速度や操縦性に優れ、強力な武装と防弾を合わせ持っていました。 昭和19年3月末に制式採用が決定すると「大東亜決戦機」と称して生産され、中国大陸、フィリピン、沖縄、本土防空戦に奮戦しました。 特に中国大陸ではP-51などに対して互角以上に戦い、一時的でしたが制空権を奪回したほどの活躍ぶりでした。
しかし、量産に入ってから材質や工作技術が低下し、それに伴ってエンジンなどの性能不調の問題が発生しました。 それでも、このような悪条件の中、零戦・隼に次ぐ3,500機ほどが生産されました。 戦後、疾風はアメリカでテストされ「太平洋戦争に登場した日本戦闘機中の最優秀機」と絶賛されました。
本キットは大半の部品が透明プラで成形されたスケルトンバージョンです。
製作の記録です。胴体後部のフレームをエッチングパーツで組み上げました。
ホワイトメタル製のエンジンにプロペラ軸が通る穴を開けました。
軸受はエンジン先端の調速機と防火壁に開けた穴のみとしました。
エナメル線でプラグコード、
0.8mm程の糸ハンダで排気管を付けました。