フジミ 1/72 ユンカース Ju-87 D-1 スツーカ
ドイツ空軍は1935年にアラド、ハインケル、ユンカース、ブロム・ウント・フォス(当時はハンブルグ製作所) の4社に急降下爆撃機の試作契約を行い、比較審査の結果ユンカース社の機体を採用しました。これがスツーカ (急降下爆撃機を表すドイツ語のSturz-KamphFlugzengを略したStuka)と呼ばれるJu-87です。本機は本格量産型 のA-1に始まり、Aシリーズ、Bシリーズを経てDシリーズへと発展しました。
D-1はB型の1,200馬力から1,420馬力にパワーアップしたJumo 211J-1エンジンを搭載し、それに伴って機首周辺 が再設計されており、キャノピーもより良い視界を得るために新しい形になり、空力的にも洗練されています。 乗員の保護のため装甲版が強化され、後部銃座の武装強化も行われました。このため重量は増加しましたがエン ジンのパワーアップにより性能的には向上しています。爆弾搭載量も500kgから最大で1,800kgに増加しています が、重武装にするほど航続距離が短くなりますので、500-1,200kgの爆弾を搭載して運用されていたようです。
製作の記録です。シートを後回しにしたことを差し引いても、正面インパネと操縦桿のみであっさりしたコクピットです。
迷彩の境界をコピックで書き込んでRLM70の直線塗り分けをマスキングします。
RLM70を塗ったら、RLM71の直線境界で角度が180度以下になるところのみマスキングします。
RLM70を塗ったら、残りの領域はマスキング無しでRLM79を塗りました。
墨入れしてデカールを貼ろうかと思ったところで胴体後部の白帯の塗り忘れに気が付いて焦って塗ってます。
ここからは完成品です。
デカールを貼って半光沢クリアをスプレーして完成です。
1942年北アフリカの第3急降下爆撃航空団司令部小隊の所属機仕様で仕上げました。
ヨーロッパ戦線の折れ線グリーン系迷彩の機体にRLM79をオーバースプレーした機体だと思います。
Jumo 211J-1の1,420馬力で回しております。
半光沢クリアをスプレーしたときは雨が降ってましたので、被ってしまいました。
両翼に50kg爆弾を搭載した場合、組説では胴体の爆弾は500kgの指定でしたが、無視して1000kgを抱かせました。