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AIRFIX 1/72 グロスター J-8A(グラデュエイター)

グロスター・グラデュエイターはイギリス空軍の歴史で重要な位置を占める機体です。 本機は1936年に実戦配備されましたが、それはホーカー・ハリケーンやスーパーマリン・スピットファイヤーが登場する2〜3年前のことでした。 本機は新旧の技術を組み合わせた機体で、イギリス空軍で最初の密閉型コックピットを備えていましたが、固定脚の複葉機でもありました。 最高速度の414km/hは複葉機としては高速でしたが、その優位性は暫くして登場する単葉の戦闘機による新時代を迎えるまでのことでした。

本機はイギリス空軍最後の複葉機でしたが第二次世界大戦の開戦時にはフランスやノルウエーなど広範囲に配備され、北アフリカ戦線でも広く作戦に参加しました。 この北アフリカ戦線では本機と似たような機体であるイタリア軍のCR42ファルコを相手に優位に空中戦を戦って活躍しましたが、ドイツ空軍のBf109に遭遇するようになると退役を余儀なくされました。 本機はイギリス以外の国々でも使われており、スウェーデン空軍にはJ-8Aの名称で採用され、冬期には車輪に換えてスキーを装着して運用されました。

製作の記録です。
J-8A_Z11.jpg(98346 byte)
AIRFIXのパイロットは良く出来ています。メーターには透明UV接着剤を垂らしてます。
コックピット側壁の黒い物体は機関銃です。 J-8A_Z12.jpg(223876 byte)
翼間支柱を下翼に接着、上翼は仮組して固化待ちです。
支柱間のランナーを残して接着することで間隔が維持できるようになってます。 J-8A_Z13.jpg(273473 byte)
銀の塗装に備えて下地としてミッドナイトブルーを塗りました。
張り線用に開口した穴には針金を挿して塗料が入るのを防いでます。 J-8A_Z14.jpg(78219 byte)
プロペラ軸受けの真鍮パイプを組み込んでエンジンを組み立てました。
ラッパ状の吸気口はできるだけギリギリまで開口しました。 J-8A_Z21.jpg(219438 byte)
全体を銀色に塗って、デカールの中でも大きめのものを貼ってしまいます。 J-8A_Z22.jpg(211916 byte)
デカールを避けるように迷彩色を塗って、張り線の片側のみを固定して上翼と合体させます。

ここからは完成品です。

J-8A_UFL.jpg(187181 byte)
張り線、カウリング、スキーを装着して完成です。 J-8A_UBR.jpg(193707 byte)
1940年フィンランド空軍に義勇兵として参加したスウェーデン空軍機の仕様で仕上げました。 J-8A_P.jpg(158658 byte)
ブリストル・マーキュリーエンジンの830馬力で回しております。
カウリング下のインテークや銃口は座繰っております。 J-8A_LFU.jpg(149682 byte)
銀色に塗って大きめのデカールを貼った後には光沢クリアをスプレーしましたが、その後はクリア無しです。 J-8A_RUF.jpg(176126 byte)
カウリングは下半分(+排気管)・上半分の左右、前面と5分割されてます。
下半分と上半分の左右はエンジンに接着、そこへ前面を接着したんですが、納まりがイマイチです。
塗装が面倒ですが、カウリングのみ組み立てて合わせ処理して、はめ込んだ方が良かったかも知れません。 J-8A_LUB.jpg(191957 byte)
上翼と水平尾翼は銀色をスプレーしましたが、その他は筆塗りです。
昇降用のステップは真鍮線で置き換えました。 J-8A_RSB.jpg(47198 byte)
翼間の張り線は0.2mm、空中線は0.1mmのテグスです。
キャノピーは一体のものも付属してましたが、第二風防を開けたものを選択しました。 J-8A_LSF.jpg(54123 byte)
カウリング前面はメタルカラーのカッパーを塗って磨いてます。

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