AIRFIX 1/72 ドイツ空軍 Bf110-C4/B
Bf109やスピットファイアーに代表される戦闘機は小型で軽量な機体ですが、さらなら高速と航続距離を求めて 各国で双発戦闘機の開発が行われました。 ドイツ空軍におけるその代表がBf110で、当初より長距離重戦闘機と して設計され、敵爆撃機を追跡・破壊する「駆逐機」と称されました。
本機は第二次世界大戦前に前線配備され、ポーランドやフランスの上空では、より低速の爆撃機を相手に活躍する ことが出来ました。 Bf110Cはダイムラー・ベンツのエンジンを装備した最初の型でしたが、1940年の南イングラ ンドでは爆撃機の護衛任務で飛行する高度で運動性に欠けていたことがイギリスやアメリカの戦闘機に対して弱点 となってしまい、護衛戦闘機の任からは外されることになりました。
それでも本機は高速戦闘爆撃機としては活躍し、特に夜間戦闘機としては優れており、イギリス空軍の搭乗員から は恐れられる存在になりました。 本機は欠点も有りましたが、西部戦線から東部戦線までの重だったドイツ軍の 前線で大戦を通じて任務に当たりました。
製作の記録です。搭乗員フィギュアのパーツは正面のヒケを防ぐために背中が凹んでいます。
シートに座らせても、この凹みが見えてしまいそうですのでパテで埋めました。
コックピットを組み立ててフィギュアを乗せましたが、今後の作業のために一旦降りてもらいます。
尾翼周りとカウリングは仮留めですが、全体に鉛筆で迷彩の境界を書き込みます。
このキットでは排気管を左右連結してカウリング内に組み込むようになってますが、ストレートに組むと プロペラの軸受けと干渉しますので、少し削ってやります。削ったことによる強度不足を補うために白いプラ板で 補強してます。
足回りとキャノピー以外を塗装して墨入しました。
デカールを貼り終わってクリアをスプレーしました。
ここからは完成品です。
1941年東部戦線のバルバロッサ作戦時の第210高速爆撃航空団の仕様で仕上げました。
通常の迷彩の上から冬期迷彩が施されています。
この冬期迷彩は前線で応急的に行ったもののようですので、
タミヤアクリルのフラットホワイトを筆でペタペタやりました。
2基のダイムラーベンツDB601A(1,100馬力)で回しております。
爆弾の後ろに小さな増槽が装備されています。
両翼にも大型の増槽を装備して長距離爆撃任務の様相です。
ピトー管は部品そのものが付属してませんでしたので、0.55mmの針金で自作しました。
増槽の影からチラっと見える機体下部のアンテナも部品が有りませんので針金で自作です。
タイヤは自重変形タイプが付属していました。