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ACEMODEL 1/72 マーチン AM-1 モーラー後期型

第二次世界大戦の教訓からアメリカ海軍が学んだことは、航空母艦で運用する新型の多機能機種が必要であるということでした。 新しい機種分類の爆雷撃機(Bomber Torpedo:BT)が空戦、偵察、急降下爆撃と雷撃等を統合して創設されました。 航空母艦の限られたスペース内では、この新しい多機能機は最も効率的に機能すると考えられました。

1943年9月に海軍はダグラス、グラマン、カーチス、マーチンやカイザーフリートウイングスとの間でこの多機能機の開発契約を結びました。 この中でマーチン社は1944年1月に単発単座の攻撃機XBTM-1の試作2機の契約を勝ち取り、同年8月には初飛行を行いました。 1945年1月15日には海軍は量産型のBTM-1を750機を発注しましたが、改修すべき点が多数有ったため99機にまで減らされました。 それでも139機が生産され予備役に編入されるまでに、5個のVA(空母航空団)と1個のVC(複合航空団)に配属されていました。BT-1の名称は1946年にAM-1に変更されています。

製作の記録です。
AM-1_late_Z11.jpg(52523 byte)
コックピットはエッチングパーツてんこ盛りです。 AM-1_late_Z12.jpg(126973 byte)
主脚は中央翼下面に内側から接着する設計です。これでは後々の取り回しに不便ですので、
主脚柱に0.9mmの真鍮線を仕込めるようにして、根本から切り離し、根本のみ接着しておきます。 AM-1_late_Z13.jpg(35204 byte)
外翼と中央翼、中央翼左舷と胴体の隙間をプラ板で埋めます。 AM-1_late_Z21.jpg(170650 byte)
サンディングして十の字にしました。機首先端は接着用のベロを付けてます。
カウルフラップは付属のエッチングで、胴体後部は後の塗装に備えてマスクしてます。 AM-1_late_Z22.jpg(165655 byte)
機体をミッドナイトブルーで塗装しました。 AM-1_late_Z31.jpg(34517 byte)
国籍マークのデカールを貼ろうとしたんですが切れ切れになってしまいましたので
白無地のデカールから星とストライプを切り出しました。赤い帯はデカールに塗装してます。
残りのデカールにはクリアをスプレーしておきましたが、どうなうことやら。。。 AM-1_late_Z32.jpg(58797 byte)
脚まわりにもエッチングパーツが用意されてます。
尾輪のホイールのエッチングパーツは一つを飛ばしてしまいましたので反対側は無しです。 AM-1_late_Z33.jpg(27929 byte)
プロペラの軸受けは普段は真鍮パイプを使ってますが、頭と尾っぽを押さえれば良いはずなので
内径2mmのパイプに2mmのプラ棒を仕込み、1mmで開口して軸は0.8mmの真鍮ロッドです。 AM-1_late_Z34.jpg(52552 byte)
魚雷のフィンはプラ成形されてましたが、切り飛ばして框?とともに付属のエッチングを使います。
框とフィンはハンダ付けしておき、瞬間接着剤で框を箱組みしました。 AM-1_late_Z41.jpg(250225 byte)
ロケット弾のフィンも全て付属のエッチングパーツで置き換えました。

ここからは完成品です。

AM-1_late_UFL.jpg(73670 byte)
武装を取り付けて完成です。 AM-1_late_UBR.jpg(72266 byte)
アメリカ海軍ダラス基地に配属された機体のマーキングで仕上げましたが、スピナーのオレンジは脚色です。 AM-1_late_P.jpg(108064 byte)
プラットアンド・ホイットニーR-4360-4Wの3,000馬力で回しております。 AM-1_late_RFU.jpg(163093 byte)
主翼の標識は白デカールですが、胴体の標識はジャンクから見つけた適当なものを貼ってます。
文字のデカールはクリアで補強したものがなんとか貼れました。 AM-1_late_LUB.jpg(158732 byte)
魚雷のスクリューブレードもエッチングで、スクリューのスピナはエポキシ接着剤を盛り付けてます。 AM-1_late_RUF.jpg(164504 byte)
水平尾翼下面には電波高度計用と思われるT字型アンテナを装備してます。これは真鍮線で作りました。 AM-1_late_RSF.jpg(42887 byte)
魚雷3本にロケット弾12発は3,000馬力の恩恵でしょうね。
武装にもデカールが用意されてましたが、小さいし切れ切れになったので断念しました。 AM-1_late_LSS.jpg(41986 byte)

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