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ファインモールド 1/72 三菱 日本海軍零式艦上戦闘機21型 |
キット解説 |
メーカーはファインモールドですが、プラモデルのキットとして流通されたわけでは無く、月刊Model Graphics とのマガジンキットなるコラボレーションで付録になっていたものです。 と言っても、通常の雑誌価格が780円 のところ1,580円で二ヶ月に渡っての連載?ですので、キット価格としては1,600円になります。 1/72の単発機 としては少し高い程度ですが、「至高のゼロ」の名前の通り、通常の流通形態ではとても1,600円の値付けができ ない内容のキットで、部位毎にランナーを分けて成形色は4色+クリアーです。 この企画のおかげで金型の償 却は殆ど済んでいるでしょうから改めて単品で販売して欲しいところですが、ファインモールドが「絶対に再販 しない」としているのは少し残念です。 |
実機解説 |
昭和12年に中島・三菱両社に対して一二試艦上戦闘機の要求書が出されました。 その要求内容は当時の技術水準 を大きく上回るもので、速度・上昇力・武装・航続距離・空戦時の機動性が要求されていました。 昭和13年には 中島が計画を辞退し、三菱が単独で進めることになった。 過酷や要求を満たすために三菱の堀越技師は徹底的な 軽量化を図り、昭和15年に零式艦上戦闘機として制式化されました。 零戦は幾つかの派生型を開発しながら、 太平洋戦争の全期間を通じて日本海軍の主力戦闘機の座にありましたが、後継機種の開発に遅れがあったことは 否めず、雷電や紫電(改)等の局地戦闘機を除けば零戦しか無かったと言うのが正しい状況かも知れません。 徹底した軽量化の結果として零戦には十分な防弾装備が施せなませんでした。 そのためベテランがひらりひらり と敵弾をかわしながら「肉を切らせて骨を切る戦法」を採る分には戦果を上げましたが、戦争も後半になって十分 な訓練も受けられない経験の浅いパイロットが多くなってくると、連合軍の戦闘機の性能向上も伴って、厳しい 戦闘を強いられたようです。 |
三菱 零式艦上戦闘機21型です。 |
昭和16年12月 第5航空戦隊空母「瑞鶴」戦闘機隊 岩本徹三 一飛曹の乗機で仕上げました。 |
940馬力中島「栄」12型エンジンで回しております。 |
カウリングとプロペラは着脱可能としております。エンジンにはパイピングを追加しました。 |
翼端は折りたたみ、フラップは下げ状態としました。 第二風防は接着せずに乗せているだけですが閉めても開けても収まりは良好です。 |
翼端灯はクリア部品が付属していましたが、今回は塗装で仕上げました。 |
シートとバルクヘッドの軽め穴は開口し、シートベルトにはエッチングパーツを使いましたが、それ以外は素組です。 |
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