前に戻る | 案内所に戻る | 次に進む |
ファインモールド 1/72 三菱 日本海軍零式艦上戦闘機52型 |
キット解説 21型(Model Graphics)、32型(Scale Aviation)に続くファインモールドと大日本絵画社とのコラボによるマ ガジンキットで、今回は21型と同様にModel Graphicsに2ヶ月に分けて発売されたものです。 「至高のゼロ 第三弾」ということなので、前二作同様カッチリした成形の良好なキットです。 実機解説 零式艦上戦闘機が最初に実用化された11型は陸上機型に近かったタイプで、これに本格的な艦載機としての装備 や翼端折り畳み機構を追加して21型が開発されました。続いて速度向上を狙ってエンジンを栄12型の950馬力から 栄21型の1,100馬力に換装、翼端の折り畳み部分を切り落とした32型となりました。しかし32型で低下した航続力 が問題になり、主翼を元に戻して燃料タンクを増設した機体が22型です。 この22型に大幅な改造を加えた機体が 52型で、翼端は32型と同様に折り畳み部分は切り落とされましたが、32型が矩形だったのに比べて52型では丸形 に整形されています。さらにエンジンの排気管は、これまでの集合式からロケット効果を狙った推力式単排気管 に改められています。52型は三菱では1943年8月から生産が行われ、以降の甲・乙・丙型を含めて終戦までに 約6,000機が生産され、零戦の最多量産型になりました。 |
製作の記録です。 |
いつものように、コクピットから作り始めました。 |
シートベルト以外は特にディテールアップはしてませんが、計器のデカールにはエナメルのクリアを垂らしてあります。 |
プロペラ軸は0.55mmの針金、軸受けは内径0.73mm、外径0.9mmの真鍮パイプでプロペラが軽く回る機構を作ります。 |
今回の主な塗装は田中克自流にトライすることにしました。 これは、塗料瓶の底からクリアが少なく顔料が多い部分をすくって、細い筆で方向を変えながら塗る方法です。 写真の左上が最初に縦方向に塗ったところで、右上が横方向、左下が(左上から右下へ)斜め、 右下が(右上から左下へ)斜めに重ねた結果です。まだまだ隠蔽出来てませんので、これを繰り返します。 |
同様に主翼下面を1セット(縦・横・斜め・逆斜め)塗ったところです。 |
尾翼・主翼・胴体の下面の塗装が終わりました。今回初めての挑戦ですので、細かい筆ムラが目立ちます。 |
主翼上面色の塗装を始める前に前縁の識別帯とフラップの警戒線を塗装するために、白で下塗りしました。 |
主翼と胴体の上面の塗装が終わりました。主翼、尾翼と胴体はまだ接着していません。 |
デカールを貼って、主翼を接着したところで大事故発生です。 主翼を接着する時に上半角を決めるために翼端の間をマスキングテープで引っ張っていたんですが、このテープを 剥がす時に左翼の日の丸を道連れにしたようです。本人にはそんなことをした記憶は無いのですが。。。。。。 ジャンクボックスからデカールを探して貼り直すことにしました。 |
プロペラの回転機構を組み込んでエンジンを組み上げました。先端の銀色は田中克自流で塗ってます。 |
ここからは完成品です。 |
戦闘第166飛行隊の仕様で完成しました。 |
田中克自流ではマーキングも塗装ですが、日の丸やステンシル系はデカールを使ってます |
栄21型の1,100馬力で回しております。 |
主翼上面の脚だし指示棒は0.28mmの真鍮線を赤く塗って作りました。 |
仕上げは半光沢クリアのスプレーですが、かなり光沢の有る機体になりました。完成直後の機体ということで。。。。 |
脚カバーの荷重指示の赤と青の線はデカールが有りましたが塗装してます。数字の22はデカールです。 |
脚にはブレーキパイプを仕込んでみましたが、チョット細すぎたかもしれません。機関砲の先端も開口したんですが。。。 |
第二風防は固定してませんので、閉めた状態にすることもできます。 |
製作の記録の先頭に戻る |
完成品の先頭に戻る |
前に戻る | 案内所に戻る | 次に進む |