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ACADEMY 1/72 ホーカー テンペスト V |
ホーカー・テンペストは同じくホーカー社が製造していたタイフーンを改良して設計された機体で、1943年から 生産が始まりました。 タイフーンは迎撃機として計画されましたが、上昇力や高空性能に問題が有り、迎撃機 としては失敗作の烙印が押されています。 しかし、ロケット弾等で武装した低空用戦闘爆撃機としては一級品 の機体でしたので、タイフーンをベースに急降下時の錐揉み防止の為に厚い主翼を薄い層流翼に変更するなど の改良が提案されました。 この提案に沿ってタイフーンMl.IIと名付けられた設計が航空省に提出され、仕様書 F10/41の元となりましたが、タイフーンと比べてかなり機体設計が変更されていたため、新たにテンペストの名 称が付与されました。 最初の計画では幾つかのエンジンを搭載したモデルが考えられていましたが、大戦中に 部隊配備となった機体は2,180馬力のネピア・セイバーIIエンジン搭載のMk.Vのみでした。 テンペストは1944年初期にイギリス空軍に導入され、第二次世界大戦後半の勝敗の要ともなるべき作戦に従事し 、フランスのD-Dayにおけるノルマンディ上陸作戦では連合軍を空から援護しました。 本機は、その卓越した空 中戦闘能力でドイツのV-1飛行爆弾を飛びながら排除することが可能でした。 また、ドイツ軍の地上標的に対す る攻撃では、大戦の後半における連合軍のヨーロッパ奪回作戦を大いにサポートするとともに、その多用途性を 証明することになりました。 |
1945年5月 イギリス空軍 第122中隊のEvan D. Mackie中佐の乗機で仕上げました。 |
塗料の段差を嫌って国籍デカールの下は無塗装にしました。 |
2,180馬力のネピア・セイバーII エンジンで回しております。 |
さすがにこの時期の機体には空中線が有りません。 ホイップアンテナは0.28mmの真鍮線です。 |
排気の汚れはタミヤのウエザリングマスターを使ってます。 |
翼端灯はプラ部分を削って透明エポキシ接着剤で作るつもりでしたが、 平たい形に盛りつけ出来ず、やむなく瞬間接着剤で補修しました。 |
照明の角度をかなり浅くして撮影してみました。少し雰囲気が変わります。 |
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