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special hobby 1/72 ブロム・ウント・フォス BV155B V-1 |
1942年にメッサーシュミットはMe155の開発を始めました。 この新鋭機はもともとは計画中の空母で、実際には 就航しなかったグラーフツェッペリンに搭載される艦上迎撃機として意図されたものでした。 本機はBf109のコン ポーネントが多数流用され、その上で折りたたみ式主翼や着艦フックの装備、カタパルト発進への対応がされた ものでしたが、グラーフツェッペリンの計画が中止になるに伴って一旦は棚上げされました。 その後メッサー シュミットは1,750kgの大型爆弾を搭載できる高速単座爆撃機に関するドイツ空軍の要求に対応させるために本 機を再開発することを考えました。 そのため、艦上機のための装備は全て廃止し、大型爆弾を搭載するために 尾輪が背の高いタイプに交換されています。 その後、さらに設計は高々度迎撃機に変更されましたが、1943年の 8月にドイツ空軍はこの設計をブロム・ウント・フォスが引き継ぐことを決めました。 メッサーシュミットとブロム・ウント・フォスの設計チームの仲は必ずしも良いとは言えませんでしたが、 メッサーシュミットはこのプロジェクトから完全に手を引き、ブロム・ウント・フォスに全責任が与えられました。 最初の試作機はBV155V1と命名され、1944年の9月1日に初飛行しました。 その結果、ラジエーターの改修、与圧 コクピットの位置変更、キャノピーや方向舵の再設計が改善項目となりました。 これらの改善は後続の試作機で 実現される予定でしたが、1945年4月に連合軍がブロム・ウント・フォスの工場にまで進出したことで開発は突然 中止されました。本機は大戦終了後、短い間でしたがファーンボローでイギリス空軍によってテストされ、完成前 だった試作3号機はスミソニアン博物館に展示されています。 |
実戦仕様の塗装ですが、開発中の機体ですので部隊マーク等はありません。 |
ブロム・ウント・フォスにしてはまともですが、メッサーシュミットにしては変わったレイアウトの機体です。 高々度を飛行することだけを狙った設計のようですが、果たしてこれで戦えるのかと思ってしまいます。 |
ダイムラーベンツ DB603Aと排気ガスタービンチャージャーで回しております。 左翼の着陸灯はライトの位置にアルミシートを貼って、透明エポキシ接着剤で埋めています。 |
排気ガスタービンチャージャーを胴体下面に装備したためにラジエーターは両翼下に装備されています。 主脚カバーの部品はあまりにも厚いデキでしたので、0.3mmのプラ板から切り出しています。 |
もともと凹モールドでしたが、浅いようでしたので全部追加で深彫りしてます。 機首から胴体下部へ伸びるパイプは排気ガス用、その上の少し短めの配管は加圧吸気の戻りだと思われます。 |
簡易モールドのキットですので、胴体と主翼の結合部には切った貼ったが必要でした。 |
キャノピーはこのようなバキュームフォーム?の部品が二つ付いていましたが、 カットラインが良く分からず、予備も使ってさらにパテのお世話になっています。 |
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