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ICM 1/48 スーパーマリン スピットファイアー LF. IX C |
イギリスのスピットファアイアーは言うまでも有りませんが、第二次世界大戦の期間を通じてベストな戦闘機の 一つです。 スピットファイアーの9型(Mk.IX)は1942年の夏頃に生産が始まっています。 Mk.IXは取り扱いが容 易で、装甲や火力が改良されていましたので、パイロットだけでなくグランドクルーにとっても信頼性が高く、 評判も良い機体でした。 Mk.IXは戦闘機あるいは戦闘爆撃機として活用され、1942年から1945年の間に5,710機 が生産されました。 Mk.IXの派生型であるLF.IX C(Mk.IXの低高度戦闘機タイプC)は1946年から1948年の間にオランダ政府によって55 機が調達されました。 35機は飛行学校に配属されましたが、残りは322飛行中隊を編成するためにジャワに回送 されました。 それらの機体はそこでインドネシア反乱軍と戦うために戦闘爆撃機として使用されましたが、イ ンドネシアの独立が認められた後、残存していた機体はオランダに戻されて、1953年まで使用されました。 |
製作の記録からご覧下さい。 まずはエンジンから組立を開始しました。 バルクヘッドに着いている部品は適当に塗りました。 |
銀色と焼鉄色を除けは機体色と同じグレー2色の指定でした。 排気管は開口したんですけど、見えますかね。 |
エンジンの下面です。 黄色のところは潤滑油タンクです。後部に見える開口部は過給器のインテークだと思います。 |
メーターはデカールが有りませんでしたので黒で塗って、メーター周囲の凸モールドの表面 のみ塗膜を削って内部にはクリアを垂らしました。 操縦桿と照準器は最後に付ける予定です。 |
エンジンとコクピットを胴体の右半分に組み込みました。 エンジンを作っている時は果たして収まるのかという気もしてましたが、何とか入ったみたいです。 |
通常は主翼の上下面を接着してから胴体に組み付けるんですが、今回は下面のみを先に接着した方が上面 と合わせやすいと判断しました。 排気管は本当は最後に付けたかったんですが、とてもそんなことは出来そう にないので、先にエンジンに付けてしまいましたが、排気管をどうやってマスキングすれば良いか悩んでます。 |
主翼上面を接着しましたが、左翼と胴体の間にできたギャップをプラ板で埋めてます。 右翼側は殆ど合ってますので、胴体左舷フィレットの幅が狭いようです。 |
さらに紫外線硬化パテで埋めてます。 |
主翼前縁の整形時に削りすぎましたので、内側はタミヤの白パテ、外側はプラ板で盛り上げました。 |
機首下面の過給器空気取り入れ口にエッチングのメッシュを仕込みました。 |
全体のサンディングが終わりましたので、コクピットをマスキングして塗装を始めます。 排気管のマスキングは諦めて、後で塗り直すことにしました。 |
銀で塗装しますので、その下地としてタミヤのTS-14ブラックをスプレーしました。 水平尾翼の取付用の穴は塗装時の持ち手を通すために使っています。 |
全体にタミヤのTS-17アルミシルバーをスプレーし、マスキングを追加してGSIのNo.8シルバーをスプレーしました。 ここで方向舵に違う部品(先端が尖っている)を使っていることに気が付きました。 |
方向舵を交換しました。もともと方向舵にはタボ・ホゾがありませんでしたので、針金で補強を入れてます。 一旦機銃を外して、排気管を塗り直して、マスキングの隙間から塗料が飛び散ったところも修正して デカールを貼りましたが、このデカールが脆くて・硬くてマークソフターを使っても筋彫りに馴染んでくれません。 筋彫りに沿って、デカールに切り目を入れようかと思ってます。 |
ここからは完成品です。 1951年8月 Soesterbergのオランダ空軍 第322中隊の仕様で仕上げました。 |
機首上面のカバーは内側を随分削ったんですが、結局上手くはまりませんでした。 銀色は2種類使いましたが、クリアを掛けたら、差が分からなくなりました。 |
1,602馬力のロールスロイス・マーリン66エンジンで回してます。カバーは外してパイロットはいませんが。。。。 |
主翼上の機銃パネルは脱着可能ですが、一旦はめると外れそうにないので、これも外したままです。 |
中央キャノピーは動くように工夫しましたが、乗降用ドアは開けっ放しで固定です。 |
爆弾3発の重武装です。 翼端灯は該当部分を削り取って、透明エポキシパテを盛ってクリアカラーで塗ってます。 |
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