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ハセガワ 1/72 三菱 日本陸軍 Ki-67 四式重爆撃機 飛龍

1933年12月、日本陸軍は三菱に対して新しい重爆撃機の研究指示を出しました。 その要求仕様は信頼性の高い 三菱製ハ104エンジンを使用して、爆弾を搭載しても運動性能には影響が無く、速度、常用高度、航続距離とも に97式重爆撃機よりも大幅な高性能を求めるもので、1941年2月に正式に試作指示が出されました。 三菱では 要求性能に加えて急降下や超低空飛行が可能な機体とし、量産性を考えて分割構造を採用、燃料タンクの防弾に も気を配りました。 試作第1号機は1942年12月に完成し、続いて武装を強化した増加試作機17機を製作しました。 1944年3月には生産機の引き渡しが始まり、同年8月キ67四式重爆撃機「飛龍」として正式採用となりました。 生産機の武装は、前方、左右側方、後方に12.7mm機関銃、後部上方には20mm機関砲を装備し、爆弾は800kgが搭載 可能でした。

最初に実戦投入されたのは戦況の悪化により発案された雷撃型で、生産機のほとんどは雷撃機型と なりました。 800〜1,070kgの魚雷は爆弾倉に入りきらなかったため、胴体下面の機体外に懸吊して搭載しました。 さらに夜間雷撃用として電波警戒機と電波高度計の装備が始まりましたが、全ての機体へは生産が間に合いません でした。 実戦部隊へは海軍の指揮下に入った飛行第98戦隊が最初の雷撃隊となり、1944年10月に台湾沖航空戦に 出動し初戦果をあげました。 「飛龍」は高性能が見込まれたため改良型も多く生産され、800kg爆弾2発を搭載し たト号機、桜弾を装備した特別攻撃機、イ号1型誘導弾の発射母機に改造された機体もありました。

Ki-67_UFR.jpg(140449 byte) 日本陸軍 飛行第7戦隊 第3戦隊所属機仕様です。
Ki-67_UBL.jpg(145112 byte) 上面色はカーキ:赤褐色=90:10の指定でしたが、アメリカ陸軍のオリーブドラブで済ませました。
Ki-67_P.jpg(95957 byte) 1900馬力のハ104エンジン2基で回しております。  フィギアが欲しいですね。
Ki-67_RSF.jpg(203329 byte) キャノピー等の透明部品の枠はマスキングが面倒でしたので、筆で手塗りしました。
Ki-67_LUF.jpg(130122 byte) 主翼の翼端航法灯はキット付属のクリアパーツです。
Ki-67_FRW.jpg(204789 byte) 魚雷を搭載するために爆弾槽扉は取り外されていました。
カウリングはエンジンに合わせて絞り込んであるので、冷却空気を確保するために強制空冷ファンが装備されています。
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