FREEDOM 1/48 カーチス ホークIII
1932年アメリカ海軍向けにBF2C-1を開発した後に、カーチス社はモデル68あるいはホークIIIと呼ばれた輸出型の開発を始めました。 輸出型では着艦フックが外され、主翼は標準の木製に戻され、新エンジンが搭載され、火力増強のために左舷の機銃が30口径から50口径に変更され、プロペラはニ翅から三翅に変更されました。 ホークIIIは全部で138機が生産されました。 モデル68Aの一機は展示機としてアメリカに現存しており、もう一つのモデル68Bはトルコに売却されました。 1935年に王立タイ空軍は24機の68Bを購入し、翌年にはアルゼンチン空軍が10機を購入しました。
ホークIIIを最も多く購入したのは中国空軍で、1936年から1938年に102機の68Cが購入されました。 ホークIIIは日中戦争において上海周辺で最も多くの戦闘に参加し、日本の複葉戦闘機や複葉爆撃機と良く戦いました。 ホークIIIは1937年8月14日だけで3機の96式陸上攻撃機に損害を与え、その他の2機を撃墜しました。 その後日、中国空軍は16機の日本の攻撃機を撃墜しました。 しかしながら、その年の遅くに零式艦上戦闘機が戦闘に加わるとホークIIIは圧倒されてしまいました。
1938年の春以降、ホークIIIはソ連製のI-15とI-16に置き換えられて、練習部隊に送られたり、夜間の哨戒任務に就きました。 アメリカの中国に対するレンドリース政策で多くの新型機が供給されると、1941年4月までにホークIIIは退役しました。
製作の記録です。翼間の張線やプラグコードのエッチングパーツとレジン製の立像のフィギュアが入ってました。
どうせなら操縦席に座ったパイロットのフィギュアにして欲しかったです。
インパネはデカールです。シートベルトは1mmのドラフティングテープを塗装しました。
回転軸は1.3mmで軸受は1.8mmの真鍮パイプです。右画像のように実装します。
接着線を消さないといけない部品を先に組立てました。車輪は接着前に塗ってます。
胴体と前半下面の部品の摺合せがイマイチで溝や段差ができましたのでパテを使いました。
下翼には胴体に嵌め込むベロが付いてましたが、仮組時に力を入れ過ぎて折ってしまいましたので
代わりの補強として0.9mmの金属線を入れました。
上面と側面の迷彩色を先に塗りました。この迷彩の領域を全部マスクして
下面の白の下地としてベースホワイトをスプレーしました。
上翼を合体させる前にデカールを貼りました。続いてウェザリングします。
胴体と主翼間の支柱とエッチングの張線を先に胴体に組付けました。
操縦席に近い方の張線は長さが合わなかったので0.35mmの金属線に代えました。
上翼を組付けて張線も接着したところで二重になっている張線の一組の胴体側の接着位置を間違えて交差させてしまいました。
胴体側を外すことができなかったので大人のシカトをしようかとも考えたんですが、一旦切断して修正にトライすることにしました。