ハセガワ 1/72 ハインケル He111P
民間の高速双発輸送機として密かに開発が続けられたハインケルHe111は1935年に原型機He111aが生産されました。 その後、当初の目的であった爆撃機型He111Aシリーズが開発されましたが、エンジンの出力不足により実用化は見送られました。 He111Bシリーズはエンジンを1,000馬力級に増強した本格的な量産型で、実戦部隊に配備されていきまいた。 He111Pシリーズでは機首部分を一新してパイロットの視界を良好にして空気抵抗も減少させました。
本シリーズはダイムラー・ベンツのDB601系エンジンを搭載しており、過給器インテークがエンジンナセルの左側に有るのが外観的特徴です。 プロペラは金属製の機械式ピッチ可変方式となり、胴体上部の銃座は大型の風防で覆われ、Bシリーズでは引き出し式だった胴体下面の銃座はゴンドラ固定式になりました。
製作の記録です。コックピットは少しウェザリングしました。爆弾はフィンを下向きに縦置きされてます。
胴体左右を接着しましたが、コックピットがかなり露出してます。
この後の作業でラダーペダルや操縦桿を引っ掛けてしまいそうですので、キャノピーを付けることにします。
そのためにキャノピーの窓をマスクしました。キャノピー先端部品には機銃が付くので後回しにします。
インパネは上部キャノピー側に設置されてます。
迷彩塗装の塗り分けは直線ですので、境界をマスクしてダークグリーン(Mr.カラーC17)を塗りました。
塗装してデカールを貼りました。このタイミングで水平尾翼を接着しました。
回転軸を外径1.1mm内径0.45mmのパイプ、軸受を外径1.6mm内径1.15mmのパイプで作りました。
ここからは完成品です。
半光沢クリアをスプレーしてウェザリングして完成です。
1940年5月 第27爆撃航空団 第3中隊所属 He111P-2のマーキングです。
ダイムラー・ベンツDB601A-1(1,100馬力) 2基で回しております。
タミヤの墨入れ黒で墨入れした上にMr.ウェザリングカラーのサンディウォッシュを重ねてます。
排気管にはウェザリングマスターのアカサビを擦り付けてます。
上の画像はクリックすると大きな画像を見ることができます。
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爆弾倉扉は開けてみましたので、爆弾のフィンが見えます。
収納を考えて、主翼は胴体に接着せずに差し込むだけにしました。