プラッツ 1/72 航空宇宙防衛軍団 FFR-31MR/D スーパーシルフ 雪風
神林長平 著の小説 戦闘妖精「雪風」を元に制作されたOVAに登場する機体で、以下はOVAの設定です。
多目的偵察機FFR-31MRスーパーシルフの改良型で、空力設計を改善、高速時の抵抗軽減と操縦性の改良を図った機体がFFR-31MR/Dです。 センサーやデータリンク装備能力は基本的に通常型MMR-31と同一ですが、TARPSポッドの外形やセンサー・ブレードの形状も改良が加えられ、通常型のものよりもコンパクトになってます。 本来は武装無しの偵察専用の機体として開発されましたが、フェアリィ星での初期の戦訓から自衛用の武装が必要とされ、主翼下と胴体エンジンポッド側面にAAM用のハードポイントが設けられました。
計画当初、FFR-31MR/D型は通常型と同じく戦術偵察機となる予定でした。 しかしラムジェット・ブースターを追加装備することによって速度性能がさらに向上することが期待できたため、実際の生産機のほとんどはラムジェット・ブースター装備の超高速戦略偵察機となりました。 ただし、ごく少数はラムジェット・ブースター無しのまま完成しています。
FFR-31MR/DのほとんどはFAF航空宇宙防衛軍団の防衛偵察航空団に配備され、惑星フェアリィ奥地のジャム制空権下への長距離戦略偵察任務に当たりました。 ただし1機のみ(おそらくラムジェット・ブースター無しの機体)は戦術的運用の研究評価と通常型FFR-31MRとの比較評価との目的で、戦術航空団の特殊戦部隊第5飛行隊、通称ブーメラン戦隊に配備されたと言われています。 一部の資料ではこの機体のシリアルを29-0113(パーソナルネーム:雪風)としています。このFFR-31MR/Dは偵察任務中に未帰還となったと言われています。
製作の記録です。胴体と主翼が一体になった本体、大小のベントラルフィンとインテークダクト下部が無発泡ウレタン樹脂製で
脚収納庫の奥にはエッチングパーツ、脚柱とパイロンはホワイトメタル製のマルチマテリアルキットです。
ウレタン樹脂の本体は台所用洗剤で洗って、さらに400から600番のペーパーを掛けました。
パイロンはイモ付けの設計ですので、0.6mmの折れたドリルを補強のために仕込ました。
デカールを貼り始めましたが馴染みが悪いところが有るので、そこを塗装しています。
機首とコックピット周りの黒、尾部の黄色はマスキングして塗装中で、
後部コックピット横の白いドーム周囲の赤も塗りました。
キャノピーは無垢のクリアパーツです。従ってコックピットは何も有りません。
胴体の凹みとの合いがイマイチで、かなり削ってさらに白のプラで隙間を埋めてます。
ここからは完成品です。
墨入れして半光沢クリアをスプレーし、脚、キャノピー、排気口を組み付けて完成です。
ブーメラン戦隊所属の深井零が操縦する「雪風」のマーキングです。
胴体に搭載されているのがTARPS(戦術航空偵察システム)ポッドで、
ブレード状のセンサーは使用時には下方に降ろされます。
キャノピーは表面は無塗装で、胴体に入る部分のみ黒を塗ってますが、真っ黒に見えてしまいます。
カナードやフィンがやたらと多い機体です。
上の画像はクリックすると大きな画像を見ることができます。
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脚と排気口とミサイルはホワイトメタル、脚カバーはエッチングです。排気口も摺合せが必要でした。